2009年10月29日
後退しながらのハードヒット
『以前にエルボー』 さんからコメントをいただきました。
その中に後退しながら打つコツについてありましたので
今日はこれ。
以下がコメントのその部分です。
下がりながらの打ち方は習った事があり、できるのですが、もっと積極的に活用していきたいと思いました。
パワーも入れやすいということですが、わたしはどうも力強く打てない場合が多いのでコツを教えていただけますか?
投稿者 以前にエルボー 2009/10/28 20:51
私の説明。
通常、パワーが一番入るのは
打球方向に移動し、
インパクト前に体重移動をブロックすることにより
加速するというメカニズムだと思います。
次の写真がその好例。
そう、野球のホームラン、ヤンキースの松井です。
右足で体重の移動を止め、両手打ちフォアハンドでフルスウィングです。
物理的になにが起きたかというと、
1、体重が前に移動した。
2、右足で体重移動にブレーキをかけた。 (マイナス方向の加速をした)
3、体重の運動量が腕のほうに移動した。 (プラス方向の加速)
4、腕とラケット(バット)がすごいスピードで振れた。
この2、3、の連鎖が重要なのです。
ホームランの場合、ブレーキで、体重移動を後ろ向きに加速させました。
止まっている状態から、同じような加速をするには
身体を後ろに下げることです。
もし下がっている途中なら、最後の1歩、
少しだけスピードを上げて、後ろに跳ぶのです。
下がるのを止めようとすると逆効果になります。
たぶん、普通に考えれば、下がるのは損。
なるべく下がらないようにしたほうがパワーがロスしないと考えると思います。
そうすればするほど、ハードヒットからは遠くなります。
これはナダルの下がりながら打ったところ。
少なくとも、下がるのをやめようと思ってはいないようでしょう。
それと、もひとつ大切なのはナダルが右足(左利き)をどけ、
しっかり前向きを作っていることです。
これで振りぬきやすくなるのです。
前の足を思い切って下げるのは一石二鳥なのです。
次は、エナンの下がりながらのハードヒット。
下がらなくてよさそうな体勢なのに、
最後の1歩、わざわざ少し下がっているのです。
「インパクトの寸前、すうっと下がるのです」
すごい加速をする必要はありません。
同じような話が、クロス、逆クロスの打ち分けでの体重のかけ方でもあります。
それはまた、機会を改めて。
追伸) ここだけの話ですが、本当はこれ (秘密のコツを教えます)
私が下がりながらのハードヒットを放つとき
イメージしているのは 『ドラゴンボール』
悟空が、苦しい体勢から放つ、逆転の 『カメハメ波』
「ベジータ、これでも食らえ」
その中に後退しながら打つコツについてありましたので
今日はこれ。
以下がコメントのその部分です。
下がりながらの打ち方は習った事があり、できるのですが、もっと積極的に活用していきたいと思いました。
パワーも入れやすいということですが、わたしはどうも力強く打てない場合が多いのでコツを教えていただけますか?
投稿者 以前にエルボー 2009/10/28 20:51
私の説明。
通常、パワーが一番入るのは
打球方向に移動し、
インパクト前に体重移動をブロックすることにより
加速するというメカニズムだと思います。
次の写真がその好例。
そう、野球のホームラン、ヤンキースの松井です。
右足で体重の移動を止め、両手打ちフォアハンドでフルスウィングです。
物理的になにが起きたかというと、
1、体重が前に移動した。
2、右足で体重移動にブレーキをかけた。 (マイナス方向の加速をした)
3、体重の運動量が腕のほうに移動した。 (プラス方向の加速)
4、腕とラケット(バット)がすごいスピードで振れた。
この2、3、の連鎖が重要なのです。
ホームランの場合、ブレーキで、体重移動を後ろ向きに加速させました。
止まっている状態から、同じような加速をするには
身体を後ろに下げることです。
もし下がっている途中なら、最後の1歩、
少しだけスピードを上げて、後ろに跳ぶのです。
下がるのを止めようとすると逆効果になります。
たぶん、普通に考えれば、下がるのは損。
なるべく下がらないようにしたほうがパワーがロスしないと考えると思います。
そうすればするほど、ハードヒットからは遠くなります。
これはナダルの下がりながら打ったところ。
少なくとも、下がるのをやめようと思ってはいないようでしょう。
それと、もひとつ大切なのはナダルが右足(左利き)をどけ、
しっかり前向きを作っていることです。
これで振りぬきやすくなるのです。
前の足を思い切って下げるのは一石二鳥なのです。
次は、エナンの下がりながらのハードヒット。
下がらなくてよさそうな体勢なのに、
最後の1歩、わざわざ少し下がっているのです。
「インパクトの寸前、すうっと下がるのです」
すごい加速をする必要はありません。
同じような話が、クロス、逆クロスの打ち分けでの体重のかけ方でもあります。
それはまた、機会を改めて。
追伸) ここだけの話ですが、本当はこれ (秘密のコツを教えます)
私が下がりながらのハードヒットを放つとき
イメージしているのは 『ドラゴンボール』
悟空が、苦しい体勢から放つ、逆転の 『カメハメ波』
「ベジータ、これでも食らえ」
これは、下がらない場合のストロークのハードヒットにもあてはまるのでは、と思いました。
やはり、動きの理由や理屈を理解することの大切さを感じました。
心のどこかに、あまり下がりたくないという気持ちが働いていたと思います。
後ろへ跳んで、前の足を思い切って下げることを心がけていきたいと思います。
クロス、逆クロスの話もまたよろしくお願いします。
松原コーチの『カメハメ波』、凄そうですね!
追伸
本日テニスができたので、ボールを見すぎないように気をつけてみました。
はじめのうちは、気をつけるほどボールを見てしまう、という珍現象が起きましたが、だんだん慣れてくるとやっとボールをあまり見ずに打てるようになりました。
普段より当たりがよくなり、調子がよかったです。
きっと打点も普段よりは前になっていたに違いありません。
そういえば、ハードヒッターの人と速いラリーをするときは、ボールが速いため、目が追いつかず、このような状態で打っていると思いました。
そういうときのほうが、自分も調子が良かったのです。
遅いボールの方が打ちづらいと感じるのですが、見すぎも一因なのでしょうか。
それでも今日はどうしても、ボールを見すぎてしまう事も多かったです。
今まで、あんなに「ボールをちゃんと見ていない」と思っていたのに、不思議なものです。
貴重なアドバイスでした。
ありがとうございました。
その節はありがとうございました 現在ではアドサイドでもスライスをかけてしっかり振りきれています
今回松原コーチにお聞きしたいのは大きくコート外に振られた際にうまくロブを上げられず浅くなり(両サイドともに)次で決められてしまうという場面が多いのですが
振られた際に上手くロブを上げるという技術を教えていただけたらと思います
それから以前書かれていましたスライスサービスはプロネーションを控えめにして打つについては分かるのですがスピンサービスはプロネーションを使って体の右側に振りぬくという記載があり 何故プロネーションを使わなければいけないのかよく分かりませんでした
現在基礎からスピンサービスの2ndを練習していることもあり良ければそのあたりも解説をしていただければと思います
早速使わせていただきます!
コメントありがとうございます
ボールを見るつもりが無いとボールの軌跡を想像しないし
ほんとに見るだけでもだめだし
難しいもんです
インパクトのところだけ見ないようにすればいいかもしれませんね
2mは意識するものとしてはうそ臭いかもしれません
結果としてそうだとしても ・・・・
案外、最後の秘密のコツが実用性としては最高なのかも知れません。
週一おじさん はそこを感じ取ってくれたのかもしれませんね。
追伸) 近いうちに、どうして早いボールを打つのは簡単なのか?
遅いボールも簡単にするには?
というのをやろうと思っています。
それならば少し簡単なような気がします。
しばらくは、この感覚に慣れるように頑張ります。
ボールを見ないように頑張るなんて、少し妙な感じですが。
どうして速いボールを打つのは簡単なのか?
遅いボールも簡単にするには?
これも長年の悩みです。(いったい、いくつ長年の悩みがあるのやら)
ありがとうございます。
期待しています。