2009年10月23日
薄いグリップでの手首
10月18日のブログ、『フォアの構え方』について
『オーシャンサイド』 さんから コメントに質問を入れていただきました。
以下がコメントの後半、質問部分です。
ところで,自分は30年前にテニスを始め,いまでもコンチワングリップですべてのショットを処理しています。テイクバックはインパクトの形で・・・とありますが,やっぱりコンチのフォアハンドでも,手首の形はキープした方がいい(安定)するのでしょうか?
コンチの場合,打点があまり前ではないので,それほど意識しない程度の方がいいように感じましたが,いかがでしょうか?
投稿者 オーシャンサイド 2009/10/19 14:33
私の答えです。
フォアハンドの腕使いはたいへん、自由度が高く、
面の向きは油断すると、すぐにとっちらかっちゃいます。
ですから、手首の角度の安定は厚いグリップと同様に大切だと思います。
薄いグリップはラケットヘッドが立ち気味になりますので
振るときに、ラケットヘッドが自身の重みの慣性力で後ろに取り残され
面が上を向いてしまいがちです。
そのため、薄いグリップの人は面を安定させるため
手首を無意識に固めていると思います。
そうゆう人は、意識して固めなくていいと思います。
それともうひとつ、
薄いグリップの人は厚いグリップの人に比べ、
ハードヒットするケースが少ないと思います。
ハードヒットしなければ、エラーしにくいため
手首を固めることの必要度が低いということも考えられます。
まあ、ハードヒットじゃなくてもコントロールを良くするには、
手首を使わないにこしたことは無いと思います。
手首を使わないフォームを参考までに示します。
東戸塚校の藤田コーチにモデルになってもらいました。
場所はコートが空いていなかったので、東戸塚校の駐車場です。
こんな風にラケットを引きます。
面は少し下を向き、手首の角度はインパクトと同じです。
体重を前にかけていき、上体が横向きを残したところでインパクト。
手首の角度は一定、ひきつけ気味の打点です。
そしてフィニッシュ。 (もう少し前まで振ってもOKですよ)
ここでも、まだ手首の角度を保っています。
面は少し上向きです。 (腕をひねらなければそうなります)
どうですか、
手首を固定した薄いグリップでのフォアハンド。
安定して、打てそうでしょう。
実はこの打ち方 (技術論の分類では)
私はスライスだと思っているのです。
スライスショットの極限まで回転を減らしたショット。 (フラットです)
昔から、基本として先輩からうるさく言われたこと。
1、ラケットヘッドを高めに保持しろ。
2、しっかりひきつけろ。
3、押せ。
4、身体を開くな。
結構当てはまっているでしょう。
見事なボレーが打てそうなアドバイスです。
一見、昔風な技術みたいですが
さにあらず、非常に重要なアドバンテージがあるのです。
このフォアの持ち主はネットプレーとの親和性がいいのです。
ストロークからさりげなくネットに付き、ボレーを打つ。
難しいボールはスライスで、
甘いボールはフラットでしっかりたたく。
ライジングを使う。
サーブアンドボレーをする。
ダブルスが得意。 等々
なかなか、侮れないテニスなんです。
ただ、ストロークのパワーやコントロールが極限に来ている
現代のプロテニスでは生きていくのが難しいようです。
追伸) 薄いグリップでもラケットヘッドを下げると
トップスピンが打ちやすくなり
厚いグリップと同様な
トップスピン系の使い方ができます。
『オーシャンサイド』 さんから コメントに質問を入れていただきました。
以下がコメントの後半、質問部分です。
ところで,自分は30年前にテニスを始め,いまでもコンチワングリップですべてのショットを処理しています。テイクバックはインパクトの形で・・・とありますが,やっぱりコンチのフォアハンドでも,手首の形はキープした方がいい(安定)するのでしょうか?
コンチの場合,打点があまり前ではないので,それほど意識しない程度の方がいいように感じましたが,いかがでしょうか?
投稿者 オーシャンサイド 2009/10/19 14:33
私の答えです。
フォアハンドの腕使いはたいへん、自由度が高く、
面の向きは油断すると、すぐにとっちらかっちゃいます。
ですから、手首の角度の安定は厚いグリップと同様に大切だと思います。
薄いグリップはラケットヘッドが立ち気味になりますので
振るときに、ラケットヘッドが自身の重みの慣性力で後ろに取り残され
面が上を向いてしまいがちです。
そのため、薄いグリップの人は面を安定させるため
手首を無意識に固めていると思います。
そうゆう人は、意識して固めなくていいと思います。
それともうひとつ、
薄いグリップの人は厚いグリップの人に比べ、
ハードヒットするケースが少ないと思います。
ハードヒットしなければ、エラーしにくいため
手首を固めることの必要度が低いということも考えられます。
まあ、ハードヒットじゃなくてもコントロールを良くするには、
手首を使わないにこしたことは無いと思います。
手首を使わないフォームを参考までに示します。
東戸塚校の藤田コーチにモデルになってもらいました。
場所はコートが空いていなかったので、東戸塚校の駐車場です。
こんな風にラケットを引きます。
面は少し下を向き、手首の角度はインパクトと同じです。
体重を前にかけていき、上体が横向きを残したところでインパクト。
手首の角度は一定、ひきつけ気味の打点です。
そしてフィニッシュ。 (もう少し前まで振ってもOKですよ)
ここでも、まだ手首の角度を保っています。
面は少し上向きです。 (腕をひねらなければそうなります)
どうですか、
手首を固定した薄いグリップでのフォアハンド。
安定して、打てそうでしょう。
実はこの打ち方 (技術論の分類では)
私はスライスだと思っているのです。
スライスショットの極限まで回転を減らしたショット。 (フラットです)
昔から、基本として先輩からうるさく言われたこと。
1、ラケットヘッドを高めに保持しろ。
2、しっかりひきつけろ。
3、押せ。
4、身体を開くな。
結構当てはまっているでしょう。
見事なボレーが打てそうなアドバイスです。
一見、昔風な技術みたいですが
さにあらず、非常に重要なアドバンテージがあるのです。
このフォアの持ち主はネットプレーとの親和性がいいのです。
ストロークからさりげなくネットに付き、ボレーを打つ。
難しいボールはスライスで、
甘いボールはフラットでしっかりたたく。
ライジングを使う。
サーブアンドボレーをする。
ダブルスが得意。 等々
なかなか、侮れないテニスなんです。
ただ、ストロークのパワーやコントロールが極限に来ている
現代のプロテニスでは生きていくのが難しいようです。
追伸) 薄いグリップでもラケットヘッドを下げると
トップスピンが打ちやすくなり
厚いグリップと同様な
トップスピン系の使い方ができます。