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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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後退しながらのハードヒット

『以前にエルボー』 さんからコメントをいただきました。
その中に後退しながら打つコツについてありましたので
今日はこれ。


以下がコメントのその部分です。

マイク 下がりながらの打ち方は習った事があり、できるのですが、もっと積極的に活用していきたいと思いました。
パワーも入れやすいということですが、わたしはどうも力強く打てない場合が多いのでコツを教えていただけますか?

投稿者 以前にエルボー 2009/10/28 20:51



私の説明。

スマイル  通常、パワーが一番入るのは
打球方向に移動し、
インパクト前に体重移動をブロックすることにより
加速するというメカニズムだと思います。

次の写真がその好例。

ホームラン


 そう、野球のホームラン、ヤンキースの松井です。 拍手

 右足で体重の移動を止め、両手打ちフォアハンドでフルスウィングです。


 物理的になにが起きたかというと、

1、体重が前に移動した。
2、右足で体重移動にブレーキをかけた。 (マイナス方向の加速をした)
3、体重の運動量が腕のほうに移動した。  (プラス方向の加速)
4、腕とラケット(バット)がすごいスピードで振れた。


 この2、3、の連鎖が重要なのです。

 ホームランの場合、ブレーキで、体重移動を後ろ向きに加速させました。

 止まっている状態から、同じような加速をするには
身体を後ろに下げることです。

 もし下がっている途中なら、最後の1歩、
少しだけスピードを上げて、後ろに跳ぶのです。

 下がるのを止めようとすると逆効果になります。


 たぶん、普通に考えれば、下がるのは損。
なるべく下がらないようにしたほうがパワーがロスしないと考えると思います。
そうすればするほど、ハードヒットからは遠くなります。


 これはナダル下がりながら打ったところ

 少なくとも、下がるのをやめようと思ってはいないようでしょう。


 それと、もひとつ大切なのはナダルが右足(左利き)をどけ、
しっかり前向きを作っていることです。
これで振りぬきやすくなるのです。

 前の足を思い切って下げるのは一石二鳥なのです。



 次は、エナン下がりながらのハードヒット


 下がらなくてよさそうな体勢なのに、
最後の1歩、わざわざ少し下がっているのです。



 「インパクトの寸前、すうっと下がるのです」


 すごい加速をする必要はありません。




 同じような話が、クロス、逆クロスの打ち分けでの体重のかけ方でもあります。

 それはまた、機会を改めて。 ナイス!




追伸) ここだけの話ですが、本当はこれ (秘密のコツを教えます) 悪だくみ

     私が下がりながらのハードヒットを放つとき

     イメージしているのは 『ドラゴンボール』

     悟空が、苦しい体勢から放つ、逆転の 『カメハメ波』

     「ベジータ、これでも食らえ」   ワハハ



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:49 | コメント(5) | トラックバック(0)