2011年03月31日
なめらかなフォア
『フランカー』 さんから、フォアハンドの質問をいただきました。
「思い切り振りぬいたときに大きくアウトする」症候群のようです。
以下がそのコメントの全文です。
こんばんは。
いつも更新を楽しみにしています。
今日はフォアハンドについてお聞きしたいと思います。
コーチが散々書いておられるように、インパクトの形のままテークバックして振りぬくようにしているのですが、時々ボールが吹っ飛ぶときがあります。思い切り振りぬいたとき顕著に現れます。
最近グリップを少し厚くしてセミウェスタンにしましたが、この問題は薄くても厚くても変わらない問題のようです。
あきらかにスピンがかかっておらず、相手には100%見送られてしまうような球です。
これがあるのでなかなか振りぬくことが難しいです。
映像を見てみないとはっきりとしたことが言えないとは思いますが、想像で構いませんので、こういった点に気を付けるべきことを松原コーチ 教えて下さい。
ラケット面が上向いてるのではと思うのですが・・・。
投稿者 フランカー 2011/03/28 21:41
私の答えです。
普通に打っているときはちゃんと入るし
テイクバックも手首の形を保っているということですと?
セミウェスタンのグリップということから
考えられるのはこれでしょうか。
振り出すときに、面が上を向いてしまう。
昨日、印西のクラブで会員のNさんにモデルをお願いして写真を撮ってきました。
Nさんはフォアハンドが入る人なので
無理にエラーする形を作ってもらったことを
先にお断りしておきます。
Nさんすいません。
さて、こうゆう風に構えているとき
セミウェスタンのグリップだと、ラケットヘッドが少し上がります。
このまま振り出せば面は垂直になっていきます。
ところがハードヒットするために、急激に振り出すと
ラケットヘッドの重みが動きについていけず出遅れます。
先が遅れるだけでしたら、後でヘッドが帰ってきて、パンチ力を生みます。
ところがラケットヘッドが少し上がっていると
ラケットヘッドの重みで出遅れたときに
腕が回外して、面が少し上を向きます。
このまま打てば、インパクトではもっと上を向き
らくらくと塀に当たってしまうことになります。
解決法としては、振りをなめらかにすることです。
以前の私の動画を見てくれたでしょうか。
テイクバックからフォワードスウィングまで
美しく、なめらかな振りだったことに気づかれたでしょうか。
この、「美しく、なめらかな振り」は
見栄っ張りな私が、女性ファンの視線を意識してやっているのではないのです。
なめらかにしないと、面が暴れるからなのです。
ラケットヘッドが立たない
ウェスタングリップのプレーヤーは
ラケットが寝た後は、もっと乱暴な振り方でも大丈夫です。
逆にラケットヘッドが立ちやすい私以上に薄いグリップの人は
もっとなめらかに、急加速の無いうち方をする必要があります。
また、同じ理由で特にラケットを立てて引く人は気をつけたほうがいいと思います。
ラケットヘッドが寝る前に急加速すると、塀が揺れます。
私のお勧めは、ソデルリンクのフォアハンド。
流れるようなテイクバックで、エラーするような気がしません。
「思い切り振りぬいたときに大きくアウトする」症候群のようです。
以下がそのコメントの全文です。
こんばんは。
いつも更新を楽しみにしています。
今日はフォアハンドについてお聞きしたいと思います。
コーチが散々書いておられるように、インパクトの形のままテークバックして振りぬくようにしているのですが、時々ボールが吹っ飛ぶときがあります。思い切り振りぬいたとき顕著に現れます。
最近グリップを少し厚くしてセミウェスタンにしましたが、この問題は薄くても厚くても変わらない問題のようです。
あきらかにスピンがかかっておらず、相手には100%見送られてしまうような球です。
これがあるのでなかなか振りぬくことが難しいです。
映像を見てみないとはっきりとしたことが言えないとは思いますが、想像で構いませんので、こういった点に気を付けるべきことを松原コーチ 教えて下さい。
ラケット面が上向いてるのではと思うのですが・・・。
投稿者 フランカー 2011/03/28 21:41
私の答えです。
普通に打っているときはちゃんと入るし
テイクバックも手首の形を保っているということですと?
セミウェスタンのグリップということから
考えられるのはこれでしょうか。
振り出すときに、面が上を向いてしまう。
昨日、印西のクラブで会員のNさんにモデルをお願いして写真を撮ってきました。
Nさんはフォアハンドが入る人なので
無理にエラーする形を作ってもらったことを
先にお断りしておきます。
Nさんすいません。
さて、こうゆう風に構えているとき
セミウェスタンのグリップだと、ラケットヘッドが少し上がります。
このまま振り出せば面は垂直になっていきます。
ところがハードヒットするために、急激に振り出すと
ラケットヘッドの重みが動きについていけず出遅れます。
先が遅れるだけでしたら、後でヘッドが帰ってきて、パンチ力を生みます。
ところがラケットヘッドが少し上がっていると
ラケットヘッドの重みで出遅れたときに
腕が回外して、面が少し上を向きます。
このまま打てば、インパクトではもっと上を向き
らくらくと塀に当たってしまうことになります。
解決法としては、振りをなめらかにすることです。
以前の私の動画を見てくれたでしょうか。
テイクバックからフォワードスウィングまで
美しく、なめらかな振りだったことに気づかれたでしょうか。
この、「美しく、なめらかな振り」は
見栄っ張りな私が、女性ファンの視線を意識してやっているのではないのです。
なめらかにしないと、面が暴れるからなのです。
ラケットヘッドが立たない
ウェスタングリップのプレーヤーは
ラケットが寝た後は、もっと乱暴な振り方でも大丈夫です。
逆にラケットヘッドが立ちやすい私以上に薄いグリップの人は
もっとなめらかに、急加速の無いうち方をする必要があります。
また、同じ理由で特にラケットを立てて引く人は気をつけたほうがいいと思います。
ラケットヘッドが寝る前に急加速すると、塀が揺れます。
私のお勧めは、ソデルリンクのフォアハンド。
流れるようなテイクバックで、エラーするような気がしません。