2011年03月04日
スマッシュを得意にするには
スマッシュの話の前にざんげをひとつ。
昨日のラケットのブログで間違いをしてしまった。
ヨネックスのベクターCORE 98Dと95D
どちらも厚さが22mmと書いたが
98は正しかったが95のほうは間違い
正確には、98Dが22mm、95Dは21mmだった。
お詫びをして、訂正します、すいません。
さて、スマッシュの話。
先日、『いわし頭』 さんから質問をいただいていた。
そういえば、『いわし頭』 さん
昨日のコメントでは早速、95Dをお買いになるとか
ありがとうございます。
そうそうスマッシュ。
以下がそのコメント(スマッシュのほう)の全文です。
松原コーチ、こんばんは!
またまた教えていただきたく、コメントいたします。
私は元々ストローカーなんですが、ここ1、2年オールウランダーになるべく頑張ってます。
今回は、スマッシュについての質問です。
前より練習をしてるつもりなんですが、まだまだ不安定なんです。気をつけている点は、次の2点です。
・インパクトの直前まで足を止めない。
・ゆ~っくりと心の中で唱えながら振る。
の2つなんですが、どうも早く振り過ぎてネットに掛ける事もままあります。
練習不足を言われれば、そこまでですが、何か他に試してみる方法・アドバイス等があれば、ご教授いただきたく思います。よろしくお願いいたします。
投稿者 いわし頭 2011/02/28 23:26
私の答えです。
スマッシュを安定させるコツですが
いわし頭さんが心がけている2項目は大変いいことだと思います。
ただ、「ゆうっくり」 と心の中で唱えるのは練習のときだけでいいと思います。
試合の最中ですと、打球のコースを考えることに集中するといいと思います。
もちろん、入るかな? だいじょうぶかな?
と思いながら打つよりはずうっといいですが。
「どうも早く振り過ぎてネットに掛ける事もままあります」
というのは誤解です。
早く振り過ぎた場合は、空振りします。
ネットするのは打点が前すぎるからです。
さて、今日はスマッシュを安定させるコツを
ゆうっくりスウィング以外に2つ紹介します。
まずは、連続写真を見てください。
これは、私の先生というべき連続写真です。
44年前の私はこれを見て、ジャンピングスマッシュを習得しました。
骨董品と思うこと無かれ
現在の打ち方と比べても最新の技術です。
スマッシュの技術は現在も、何にも変わっていないということです。
モデルは、フランク・セッジマン。
オーストラリア人で、60年前卯の歳、1951年のダブルス、年間グランドスラマー。
ミックスもキャリアー・グランドスラマー。
シングルスのフレンチ以外すべてのグランドスラムタイトルを取っている
1950年代初頭のスーパースターです。
写真は、『旺文社スポーツ教室 テニス(硬式) 福田雅之助 著』 を写した物です。
44年前に買ったときの定価は220円です。
さて、打ち方の話。
6コマ目が打点の直後ですが
打点がかなり後ろなのがわかると思います。
内旋を利かせて打つと、打点はこんなに後ろ
それは後ろに上がったロブを打つためにも便利な打点なのです。
もちろん内旋を利かせて、パワーも一番出る打点です。
打点を前にするとネットするのは当然ですよね。
さて今回のコツ、1番目。
ジャンピングにすることです。
ジャンプすることにより、このおいしい打点にいつでも入れるのです。
『インパクトの直前まで足を止めない』 の究極の姿です。
そして、コツの2番目。
1、2、3コマ目とゆっくりラケットを構えていきますが
1コマ目からすでにそれなりの高さになっていて
手の位置を顔から離して
もし上から見たら、頭を中心に円を画くように持っていっている。
このことにより
「手の位置の高さを早めに作ることにより、いつでも打ちにいける」
「動きがあることにより筋肉がリラックスした状態を保ちやすい」
というご利益を得ることができるのです。
そして、『ゆうっくり』 たたきます。
昨日のラケットのブログで間違いをしてしまった。
ヨネックスのベクターCORE 98Dと95D
どちらも厚さが22mmと書いたが
98は正しかったが95のほうは間違い
正確には、98Dが22mm、95Dは21mmだった。
お詫びをして、訂正します、すいません。
さて、スマッシュの話。
先日、『いわし頭』 さんから質問をいただいていた。
そういえば、『いわし頭』 さん
昨日のコメントでは早速、95Dをお買いになるとか
ありがとうございます。
そうそうスマッシュ。
以下がそのコメント(スマッシュのほう)の全文です。
松原コーチ、こんばんは!
またまた教えていただきたく、コメントいたします。
私は元々ストローカーなんですが、ここ1、2年オールウランダーになるべく頑張ってます。
今回は、スマッシュについての質問です。
前より練習をしてるつもりなんですが、まだまだ不安定なんです。気をつけている点は、次の2点です。
・インパクトの直前まで足を止めない。
・ゆ~っくりと心の中で唱えながら振る。
の2つなんですが、どうも早く振り過ぎてネットに掛ける事もままあります。
練習不足を言われれば、そこまでですが、何か他に試してみる方法・アドバイス等があれば、ご教授いただきたく思います。よろしくお願いいたします。
投稿者 いわし頭 2011/02/28 23:26
私の答えです。
スマッシュを安定させるコツですが
いわし頭さんが心がけている2項目は大変いいことだと思います。
ただ、「ゆうっくり」 と心の中で唱えるのは練習のときだけでいいと思います。
試合の最中ですと、打球のコースを考えることに集中するといいと思います。
もちろん、入るかな? だいじょうぶかな?
と思いながら打つよりはずうっといいですが。
「どうも早く振り過ぎてネットに掛ける事もままあります」
というのは誤解です。
早く振り過ぎた場合は、空振りします。
ネットするのは打点が前すぎるからです。
さて、今日はスマッシュを安定させるコツを
ゆうっくりスウィング以外に2つ紹介します。
まずは、連続写真を見てください。
これは、私の先生というべき連続写真です。
44年前の私はこれを見て、ジャンピングスマッシュを習得しました。
骨董品と思うこと無かれ
現在の打ち方と比べても最新の技術です。
スマッシュの技術は現在も、何にも変わっていないということです。
モデルは、フランク・セッジマン。
オーストラリア人で、60年前卯の歳、1951年のダブルス、年間グランドスラマー。
ミックスもキャリアー・グランドスラマー。
シングルスのフレンチ以外すべてのグランドスラムタイトルを取っている
1950年代初頭のスーパースターです。
写真は、『旺文社スポーツ教室 テニス(硬式) 福田雅之助 著』 を写した物です。
44年前に買ったときの定価は220円です。
さて、打ち方の話。
6コマ目が打点の直後ですが
打点がかなり後ろなのがわかると思います。
内旋を利かせて打つと、打点はこんなに後ろ
それは後ろに上がったロブを打つためにも便利な打点なのです。
もちろん内旋を利かせて、パワーも一番出る打点です。
打点を前にするとネットするのは当然ですよね。
さて今回のコツ、1番目。
ジャンピングにすることです。
ジャンプすることにより、このおいしい打点にいつでも入れるのです。
『インパクトの直前まで足を止めない』 の究極の姿です。
そして、コツの2番目。
1、2、3コマ目とゆっくりラケットを構えていきますが
1コマ目からすでにそれなりの高さになっていて
手の位置を顔から離して
もし上から見たら、頭を中心に円を画くように持っていっている。
このことにより
「手の位置の高さを早めに作ることにより、いつでも打ちにいける」
「動きがあることにより筋肉がリラックスした状態を保ちやすい」
というご利益を得ることができるのです。
そして、『ゆうっくり』 たたきます。
早速のご説明、有難うございます!
1つ目のコツ
足を止めない。打点は後ろ。その究極の形がジャンピングとなる。
これは、目から鱗が落ちたような感じでした。なるほど!
2つ目のコツは、ゆう~っくりの部分になるかと思うのですが、私の現在の打ち方は、下がりながら、最初に胸の斜め横にラケットをセット、打つ瞬間にラケットをもう少し引いて頭上で回してヒットといううち方ですが、この打ち方で1つ目のコツに注意したら、OKなのでしょうか?
高く上がったロブは加速度を持って落ちてきますし、中々タイミングを合わせづらいのですが、前にスマッシュでの解説されたジュニアの写真を拝見してますと、早くに始動を開始して、それでもしっかりヒットされているようです。しかし、これが、素人には難しい。タイミングが早かったり、遅すぎたり・・・。
バキッと叩くのも憧れではありますが、最近はあまりスウィングスピードを上げず、そこそこのスピードで振りぬくように気をつけています。(歳のせいかもしれませんが・・・。)
長々としたコメントをお読みいただき有難うございました。週末です。いただいたアドバイスを試してみたく思います。有難うございました。
今回の話の肝は
ゆうっくりの前に肩の高さまで持ってきちゃうことです
そうすればいつでも打ち始められるわけです
写真の3コマ目からがゆうっくりのスウィング本番です。
胸の横にセットするのはやめたほうが良いと思います
もう少し上です
わかりにくかったようですいません。
分かりました!これで迷いなく、確固たるイメージを持って練習できます。
迅速なアドバイス、本当に有難うございました。
また、よろしくお願いします。