2010年08月09日
イップスを克服する その1
ヌーンさんから質問をいただきました。
コメントが長かったので少し削りました。
全部読みたい人はこちらへ。
松原コーチはテニスでイップスの方と会われたことがありますか?克服体験などを知っていたら教えていただきたいです!
ここ何年かフォアストロークやファアボレー,更には球出しすら練習のときから常にままならない状態になっています.
技術の問題と言われたらそれまでなのですが,以前はできていたことが急にできなくなってしまいました.練習や素振りで直そうにも体が意図しない動きをしてしまいどうにもなりません.
ネットでテニスのイップスについて調べていたら,アマチュアの方でも悩んでいる方がけっこういるようで,悩みを打ち明けていました.しかし,回答は良心的なものもあるのですが,ただ技術不足だとばっさり切り捨てられてしまっていることも多々あります.
テニスイップスについて知っていることがあれば教えてください.
よろしくお願いします.
投稿者 ヌーン 2010/08/08 15:37
私の答えです。
イップスというのはゴルフでよく聞きますよね。
ゴルフはボールが止まっているので反射的に打つわけにいかず
大変かもしれませんね。
テニスでは、昔はビビルといっていました。
ビビルは心の問題で、手まで症状が進めばイップスでしょうか?
さて、知り合いに、イップスの経験者がいるか?
それを克服した人がいるか? ですが
います。 私です。
19才のときから10年ほどその病気にかかっていました。
フォアにボールが来たとたんに、腕がゴリゴリ、がくがく
面の操作もままならずということもありましたから、イップスでしょうか?
10年後、コーチになったときに
フォアハンドグリップをセミウェスタンに
プロのようにインパクトの面を作ってそのまま引き・・・
とゆうふうに直し
安心して打てるようになったので
普段用にはほぼ克服しました。
試合ではまだ、大事なポイントになるとビビッて、というのを繰り返していたのですが
打ち方を直して1年くらいでしょうか、転機が訪れました。
大事な試合、大激戦の末に1stセット、セットポイントが来ました。
相手サーブで、30-40
後1点で取れる、とりあえずリターンを返して・・・
で、いつも取れないのがいつものパターン。
まてよ、自分のテニスを試してみよう。
自分のテニスは本物なのか?
このリターン、振り切ることができれば
もしもエラーしても、自分をほめてやろう、と考えたのです。
自分をほめることができ、ついでに1stセットもいただきました。
次のセットでも同じことがあり
2本のリターンエースで私の『フォアハンドビビリ人生』 は終わりを告げました。
目標をポイントを取ることではなく振り切るということにすりかえたのですが
このやり方は技術というよりメンタルのコントロールでしょうか。
さて、元に戻りますが
フォアハンドの場合、手の動きに自由度がありすぎ
その分、エラーの原因になります。
ヌーンさんもイップスになるショットに
フォアハンド側の技術ばかりあげていたと思います。
単に練習しろということではないのです。
なるべく、余計な操作をなくし
フォアを打つことによる心の負担を減らすべきだと思います。
これを直さない限りいくらメンタルトレーニングをしても無駄です。
そのため、打つ形で構え、引き
手首の操作、腕の捻りをしないで打つということを推奨しているのです。
まず、技術的な障害を取り除いてから
次の段階に進むべきだと思います。
そうすればゴリゴリ、がくがくでもそれなりのショットが打てます。
自信が出てくれば徐々に力みは抜けていくと思います。
まだお話しすることがあるのですが
とりあえず今日は私の体験談で終わることにして
のこりは次回に
『イップスを克服する その2』 をやろうと思います。
コメントが長かったので少し削りました。
全部読みたい人はこちらへ。
松原コーチはテニスでイップスの方と会われたことがありますか?克服体験などを知っていたら教えていただきたいです!
ここ何年かフォアストロークやファアボレー,更には球出しすら練習のときから常にままならない状態になっています.
技術の問題と言われたらそれまでなのですが,以前はできていたことが急にできなくなってしまいました.練習や素振りで直そうにも体が意図しない動きをしてしまいどうにもなりません.
ネットでテニスのイップスについて調べていたら,アマチュアの方でも悩んでいる方がけっこういるようで,悩みを打ち明けていました.しかし,回答は良心的なものもあるのですが,ただ技術不足だとばっさり切り捨てられてしまっていることも多々あります.
テニスイップスについて知っていることがあれば教えてください.
よろしくお願いします.
投稿者 ヌーン 2010/08/08 15:37
私の答えです。
イップスというのはゴルフでよく聞きますよね。
ゴルフはボールが止まっているので反射的に打つわけにいかず
大変かもしれませんね。
テニスでは、昔はビビルといっていました。
ビビルは心の問題で、手まで症状が進めばイップスでしょうか?
さて、知り合いに、イップスの経験者がいるか?
それを克服した人がいるか? ですが
います。 私です。
19才のときから10年ほどその病気にかかっていました。
フォアにボールが来たとたんに、腕がゴリゴリ、がくがく
面の操作もままならずということもありましたから、イップスでしょうか?
10年後、コーチになったときに
フォアハンドグリップをセミウェスタンに
プロのようにインパクトの面を作ってそのまま引き・・・
とゆうふうに直し
安心して打てるようになったので
普段用にはほぼ克服しました。
試合ではまだ、大事なポイントになるとビビッて、というのを繰り返していたのですが
打ち方を直して1年くらいでしょうか、転機が訪れました。
大事な試合、大激戦の末に1stセット、セットポイントが来ました。
相手サーブで、30-40
後1点で取れる、とりあえずリターンを返して・・・
で、いつも取れないのがいつものパターン。
まてよ、自分のテニスを試してみよう。
自分のテニスは本物なのか?
このリターン、振り切ることができれば
もしもエラーしても、自分をほめてやろう、と考えたのです。
自分をほめることができ、ついでに1stセットもいただきました。
次のセットでも同じことがあり
2本のリターンエースで私の『フォアハンドビビリ人生』 は終わりを告げました。
目標をポイントを取ることではなく振り切るということにすりかえたのですが
このやり方は技術というよりメンタルのコントロールでしょうか。
さて、元に戻りますが
フォアハンドの場合、手の動きに自由度がありすぎ
その分、エラーの原因になります。
ヌーンさんもイップスになるショットに
フォアハンド側の技術ばかりあげていたと思います。
単に練習しろということではないのです。
なるべく、余計な操作をなくし
フォアを打つことによる心の負担を減らすべきだと思います。
これを直さない限りいくらメンタルトレーニングをしても無駄です。
そのため、打つ形で構え、引き
手首の操作、腕の捻りをしないで打つということを推奨しているのです。
まず、技術的な障害を取り除いてから
次の段階に進むべきだと思います。
そうすればゴリゴリ、がくがくでもそれなりのショットが打てます。
自信が出てくれば徐々に力みは抜けていくと思います。
まだお話しすることがあるのですが
とりあえず今日は私の体験談で終わることにして
のこりは次回に
『イップスを克服する その2』 をやろうと思います。
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