2010年08月27日
なぜ試合だとアウトするのか?
『翡翠』 さんから質問をいただきました。
『祐天』 さんからの質問も前の日に入っていましたが
それと関連するというか、前提になりますので
こちらを説明します。
以下が『翡翠』 さんからのコメント、全文です。
松原コーチこんにちは。
フォアハンドストロークについて質問です。
球出しの球はハードヒットしてもコートに入るのですが、ラリーやゲームになると、アウトしてしまいます。なのでラリーやゲームではつなぐ球を打つのですが、ほとんどロブになってしまい、打ち込まれる事が多いです。
ラリーやゲームでハードヒットしてもコートに入る様にするにはどうしたらいいでしょうか?
ちなみに、高3女子テニス暦3年左利きです。スクールでは中級レベルで試合などに出たことはありません。
どうぞよろしくお願いします。
投稿者 翡翠 2010/08/27 14:32
私の答えです。
ラリーや試合ではアウトするということは
アウトするラケット面で引いているということです。
最初から上向きで引いたか
引くときに上に向けていったか (たいていこれ)
のどちらかです。
ラケットを引くのに一番簡単なのは腕を外旋させることです。
これはラケットを立て、ひじを動かさないで凸型に
上に弧を描くように引いていくやり方です。
こうすれば引いたラケット面は上を向きます。
このまま打てばもちろんアウトですが
時間があって、振り出すときに面をかぶせていけばちょうどうまくいくこともあります。
一度、かぶせ具合をつかめば、何本も続けて打てることもあります。
球出しのボールなら入るというのはこの状態です。
ラリーになるとボールが早くなるので、かぶせがまにあわなくなります。
早いサーブに対するリターンだと、もっとまにあわなくなります。
ですからリターンの名手でこう引く人はいません。
いつも私が言っている、凹型のテイクバック
下に弧を描くように引いていく
振り子型のテイクバックが基礎になっていなければならないのです。
こんな形、面の向きで引き終わらなくてはならないのです。
ここからだと面をかぶせなくても、インパクトで面が垂直になるのです。
さてなぜ、テイクバックで上を向けていくとわかったのでしょうか?
それは、ラリーや試合ではアウトするということからです。
ネットする、ではないんです。
というのは理屈の話ですが
本当のところ、みんなどの人もほとんどそうだからなのです。
こうやって引くのが一番楽なんです。
昔、卓球の世界選手権に出たという人がいて
その人だけです。
初心者なのに面を下向きに引いた人。
だから下を向くラケット面、自然に垂直なインパクトが作れるテイクバックは
後付で作るしかないのです。
それとこれもいつも言っていることですが
試合でハードヒットするには、『1本目』 です。
1本目から入る正確なテイクバックを身に着けなくてはなりません。
1本目が失敗したら、2本目は無いのです。
翡翠さんは、球出しボールなら打てるのに、ということでしたが
それは1本目からですか?
たぶん何本目からではないでしょうか。
最後に初級者から中級者に、特に女性に多いのですが
バウンドがテイクバック開始の合図になっているケース。
これだと球出しのボールは打てますがラリーだと間に合いません。
女性同士ゆっくり打つと間に合うこともあるので、女性に多いのです。
ラリーで打つためにはバウンドしたときに
半分以上テイクバックが終わっていないといけないと思います。
こうしましょう。
手首の形をインパクトと同じにする。
バウンドより早めに
その形のまま凹型に面が下向きになるように引いていく。
がんばってください。
『祐天』 さんからの質問も前の日に入っていましたが
それと関連するというか、前提になりますので
こちらを説明します。
以下が『翡翠』 さんからのコメント、全文です。
松原コーチこんにちは。
フォアハンドストロークについて質問です。
球出しの球はハードヒットしてもコートに入るのですが、ラリーやゲームになると、アウトしてしまいます。なのでラリーやゲームではつなぐ球を打つのですが、ほとんどロブになってしまい、打ち込まれる事が多いです。
ラリーやゲームでハードヒットしてもコートに入る様にするにはどうしたらいいでしょうか?
ちなみに、高3女子テニス暦3年左利きです。スクールでは中級レベルで試合などに出たことはありません。
どうぞよろしくお願いします。
投稿者 翡翠 2010/08/27 14:32
私の答えです。
ラリーや試合ではアウトするということは
アウトするラケット面で引いているということです。
最初から上向きで引いたか
引くときに上に向けていったか (たいていこれ)
のどちらかです。
ラケットを引くのに一番簡単なのは腕を外旋させることです。
これはラケットを立て、ひじを動かさないで凸型に
上に弧を描くように引いていくやり方です。
こうすれば引いたラケット面は上を向きます。
このまま打てばもちろんアウトですが
時間があって、振り出すときに面をかぶせていけばちょうどうまくいくこともあります。
一度、かぶせ具合をつかめば、何本も続けて打てることもあります。
球出しのボールなら入るというのはこの状態です。
ラリーになるとボールが早くなるので、かぶせがまにあわなくなります。
早いサーブに対するリターンだと、もっとまにあわなくなります。
ですからリターンの名手でこう引く人はいません。
いつも私が言っている、凹型のテイクバック
下に弧を描くように引いていく
振り子型のテイクバックが基礎になっていなければならないのです。
こんな形、面の向きで引き終わらなくてはならないのです。
ここからだと面をかぶせなくても、インパクトで面が垂直になるのです。
さてなぜ、テイクバックで上を向けていくとわかったのでしょうか?
それは、ラリーや試合ではアウトするということからです。
ネットする、ではないんです。
というのは理屈の話ですが
本当のところ、みんなどの人もほとんどそうだからなのです。
こうやって引くのが一番楽なんです。
昔、卓球の世界選手権に出たという人がいて
その人だけです。
初心者なのに面を下向きに引いた人。
だから下を向くラケット面、自然に垂直なインパクトが作れるテイクバックは
後付で作るしかないのです。
それとこれもいつも言っていることですが
試合でハードヒットするには、『1本目』 です。
1本目から入る正確なテイクバックを身に着けなくてはなりません。
1本目が失敗したら、2本目は無いのです。
翡翠さんは、球出しボールなら打てるのに、ということでしたが
それは1本目からですか?
たぶん何本目からではないでしょうか。
最後に初級者から中級者に、特に女性に多いのですが
バウンドがテイクバック開始の合図になっているケース。
これだと球出しのボールは打てますがラリーだと間に合いません。
女性同士ゆっくり打つと間に合うこともあるので、女性に多いのです。
ラリーで打つためにはバウンドしたときに
半分以上テイクバックが終わっていないといけないと思います。
こうしましょう。
手首の形をインパクトと同じにする。
バウンドより早めに
その形のまま凹型に面が下向きになるように引いていく。
がんばってください。