2010年08月28日
左利きに変えるべきか?
『ジュニアの父コーチ』 さんから質問を頂きました。
早い返事が必要だと思いましたので、今日はこれ。
以下がそのコメント全文です。
11才の娘(右利き)を持つ父親です。
テニス歴は2年ちょっとでジュニアの試合も出ています。
今年の4月末から右肘の痛みが出現し、3週間安静すれば再開できる状態で、今日までに3回程繰り返しています。(練習再開し、試合が重なれば、痛みがでる)原因は、最初はサーブ(コンチネンタルグリップ)からでしたが、最近はフォアのフォームやフォアのグリップ(かなり厚め)が原因かと思われる。フォアのグリップやフォームを改善傾向していても、痛みが出てくる次第です。
安静期間に左手で練習させたところ、結構ストレスなくストローク、ボレーができ、本人も楽しくしています。さすがにサーブは不慣れです。
そこでですが、思い切って、右から左(サウスポー)に変更しようと親子で考えていますが、過去に小学5年生から変更し、成功した選手はいるのでしょうか? よろしくお願いします。
投稿者 ジュニアの父コーチ 2010/08/27 16:49
私の答えです。
利き腕を右から左(サウスポー)に変更というのは
左手が割合うまく使える子ならそんなに問題ないと思います。
逆方向ですが、利き腕を変更した人の例で最高レベルの人に
アメリカのモーリン・コノリーがいます。
彼女は1953年に世界で2番目、女子選手では初のグランドスラムを達成しています。
その当時は左利きは一流になれないという迷信があり
コーチが本来左利きの彼女を右利きに変えました。
その後、彼女は19歳で乗馬中の事故で障害を負い引退しました。
160cmくらいだったので
『リトル・モー』 という愛称で、同名の映画にもなっています。
同じような理由でトップクラスになった選手に
私の知っている限りではもう2人
ケン・ローズウォールと伊達公子さんです。
私の近くの人にはいませんが
お嬢さんはまだ若いですし、左でも楽しくやっているようですので
利き腕を変えても大丈夫ではないでしょうか。
しかし、心配なことがあります。
左利きに変えてから、また肘を痛めたらどうしますか?
特にサーブに関しては
弱いほうの腕は、さらに危険かもしれないのです。
変えるにしろ変えないにしろ、グリップとフォームを再点検した方がいいと思います。
フォームは後ろから大きく回してテイクバックするやり方だと
再び傷めると思います。
前からテイクバックするように直すべきだと思います。
それとグリップですがコンチネンタル以上に薄すぎると
危ないかもしれません。 (腕の大きなひねりが必要だからです)
今はイースタンブリップとコンチの間くらいでいいと思います。
そして、スウィングになれ、力もついてきたらコンチにすればいいと思います。
フォアハンドの話もありましたが
こちらは傷めた後だから出てきた話だと思います。
特にグリップが厚いのであれば、これが元の原因ではないと思います。
ただ傷めている間は少しの原因
(たとえばちょっと振り遅れるなど)でも痛くなります。
無理しないほうがいいと思います。
もう一つは、ちゃんとアイシングをすることです。
肘全体をしっかりアイシングするためには
バケツに氷水を入れ、それにしっかりつける方法がいいと思います。
こんなことを書くのはもしかしたら
ちゃんとメンテナンス出来ていないのではないかと感じるからです。
それほど、慢性という期間でもありませんので
サーブはとりあえずお休みにして
練習後のアイシングをしっかりやる。
もしフォアがそれでも痛かったら、両手打ちにする。
とりあえず試合はアンダーサーブで。
フォアで痛くなくなったら、片手に戻し
(フォームを直して)サーブを少しづつ再開。
というストーリーでもいけるような気がします。
もちろんご本人も見ていないし
私が指摘したところも当たっていないかもしれません。
そうであれば左利きも有りだと思います。
どんな選択肢も有りです。
違う情報や、やってみた成果、疑問等々
ありましたらまた教えてください。
早い返事が必要だと思いましたので、今日はこれ。
以下がそのコメント全文です。
11才の娘(右利き)を持つ父親です。
テニス歴は2年ちょっとでジュニアの試合も出ています。
今年の4月末から右肘の痛みが出現し、3週間安静すれば再開できる状態で、今日までに3回程繰り返しています。(練習再開し、試合が重なれば、痛みがでる)原因は、最初はサーブ(コンチネンタルグリップ)からでしたが、最近はフォアのフォームやフォアのグリップ(かなり厚め)が原因かと思われる。フォアのグリップやフォームを改善傾向していても、痛みが出てくる次第です。
安静期間に左手で練習させたところ、結構ストレスなくストローク、ボレーができ、本人も楽しくしています。さすがにサーブは不慣れです。
そこでですが、思い切って、右から左(サウスポー)に変更しようと親子で考えていますが、過去に小学5年生から変更し、成功した選手はいるのでしょうか? よろしくお願いします。
投稿者 ジュニアの父コーチ 2010/08/27 16:49
私の答えです。
利き腕を右から左(サウスポー)に変更というのは
左手が割合うまく使える子ならそんなに問題ないと思います。
逆方向ですが、利き腕を変更した人の例で最高レベルの人に
アメリカのモーリン・コノリーがいます。
彼女は1953年に世界で2番目、女子選手では初のグランドスラムを達成しています。
その当時は左利きは一流になれないという迷信があり
コーチが本来左利きの彼女を右利きに変えました。
その後、彼女は19歳で乗馬中の事故で障害を負い引退しました。
160cmくらいだったので
『リトル・モー』 という愛称で、同名の映画にもなっています。
同じような理由でトップクラスになった選手に
私の知っている限りではもう2人
ケン・ローズウォールと伊達公子さんです。
私の近くの人にはいませんが
お嬢さんはまだ若いですし、左でも楽しくやっているようですので
利き腕を変えても大丈夫ではないでしょうか。
しかし、心配なことがあります。
左利きに変えてから、また肘を痛めたらどうしますか?
特にサーブに関しては
弱いほうの腕は、さらに危険かもしれないのです。
変えるにしろ変えないにしろ、グリップとフォームを再点検した方がいいと思います。
フォームは後ろから大きく回してテイクバックするやり方だと
再び傷めると思います。
前からテイクバックするように直すべきだと思います。
それとグリップですがコンチネンタル以上に薄すぎると
危ないかもしれません。 (腕の大きなひねりが必要だからです)
今はイースタンブリップとコンチの間くらいでいいと思います。
そして、スウィングになれ、力もついてきたらコンチにすればいいと思います。
フォアハンドの話もありましたが
こちらは傷めた後だから出てきた話だと思います。
特にグリップが厚いのであれば、これが元の原因ではないと思います。
ただ傷めている間は少しの原因
(たとえばちょっと振り遅れるなど)でも痛くなります。
無理しないほうがいいと思います。
もう一つは、ちゃんとアイシングをすることです。
肘全体をしっかりアイシングするためには
バケツに氷水を入れ、それにしっかりつける方法がいいと思います。
こんなことを書くのはもしかしたら
ちゃんとメンテナンス出来ていないのではないかと感じるからです。
それほど、慢性という期間でもありませんので
サーブはとりあえずお休みにして
練習後のアイシングをしっかりやる。
もしフォアがそれでも痛かったら、両手打ちにする。
とりあえず試合はアンダーサーブで。
フォアで痛くなくなったら、片手に戻し
(フォームを直して)サーブを少しづつ再開。
というストーリーでもいけるような気がします。
もちろんご本人も見ていないし
私が指摘したところも当たっていないかもしれません。
そうであれば左利きも有りだと思います。
どんな選択肢も有りです。
違う情報や、やってみた成果、疑問等々
ありましたらまた教えてください。