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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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予測とは?

『時々左利きのO』 さんから、質問をコメントに入れてもらいました。


以下がそのコメントの全文です。

マイク いつも楽しく拝見させて頂いています。もうすぐブログランキングの頂を頂 きですね。

さて、球筋の予測について質問です。

私は、ダブルスの雁行陣で後ろからストロークを打った後、打ったボールをずっと目で追う癖があります。自分の打った球が入るか気になったり、ときにはあろうことか自分の打った球に見とれたりで、ボールを目で追い続け、その場に棒立ちになっていることが多いのです。そのため返球の予測が出来ないばかりか、その対応も遅れてしまいます。

返球されてくるコースや球種を予測するには、打った後どのように対処すれば良いのでしょうか?。打った後スプリットステップを入れて相手をジーッと観察すれば、自ずと予測が出来るようになるのでしょうか???。 

初歩的な質問でスミマセンがよろしくお願いします。それから右膝、お大事に。

投稿者 時々左利きのO 2010/04/15 21:48




私の答えです。

スマイル 「もうすぐブログランキングの頂を頂 きですね」

というのは、またすごいお言葉。


なんせ、ベスト4ですから

自分でもまさかこんな上に来るとは思っても見ませんでした。

いつも見ていただいてありがとうございます。



さて、本論に入りましょう。

「打ったボールをずっと目で追う癖があります」 とのこと

実は私もです。

「ときにはあろうことか自分の打った球に見とれたり」

私もしょっちゅうです。


まあ、予測は自分のボール、相手の様子、過去の経験や相手の傾向
などから判断するものですから
見とれていてもそう悪くはないと思います。



さて、予測、私はこう考えています。


予測はインスピレーションです。  ピカ

とっさに次のボールを予測するのに考えている時間はありません。
自分が打ったボールに対し、相手が行動を起こす
それに対し瞬間的にひらめいた選択肢に対し決然と行動する。 パンチ


たとえば、パスを打つと思っていた相手のテイクバックで面が上を向く。

このケースで上を向くと、ロブだ。

ロブは後ろに上がるから、下がらなきゃいけない。

間に合うようならスマッシュの用意だ。

なんてひとつづつ考えていたら
スマッシュの用意をし始めたころにはロブがエースになっちゃいます。  あれー?

テイクバックで面が上を → 後ろだ    と一瞬で決めなくてはいけない。  ピカ


花の色は・・   と来たら    わが身 ビックリマーク

と、カルタのように短絡的に反応しないと、一気におばあさんになっちゃうのです?   うるせー


考えるのは行動後、事件が終わった後です。
それはポイントの合間です。
その状況が初めてであれば、整理して自分の状況予測ファイルに保存する。  パソコン

すでにファイルに入っている内容であれば
この試合の、この相手の癖として本日の注意事項ファイルに保存しておく。  パソコン

それらがすべて、ひらめきの選択肢になる。 

次に相手の分析。
どうゆう武器を持っているか?
どこから、どうゆうショット、どうゆうコースで打つ癖を持っているか?  悪だくみ

これで選択肢をかなり絞り込むことができる。  ピース

もうひとつは、作戦計画。
今日、この相手に対する作戦方針を定めておく。
このファイルは状況の変化に応じ、随時、変更、上書きする。  パソコン

これで、ひらめきの後の作戦開始命令が即座に出るようになる。  携帯電話

ここまで作業ができていえば
次にやることは、相手方にボールが行ったときに
相手を観察することにより
相手プレーの選択肢がひらめくようにすること。  ピカ

具体的には、毎回、相手を見ながら

自分の頭に「なんだ?」  叫び


と問いかける、この繰り返しなんです。   ナイス!




今日は予測から、次の行動へというところまで一緒に書いちゃいましたが

実際のプレーではそこまでが一連の流れの中になければなりません。

安くしておきますのでセットで購入してください。  ワハハ




そうそう、膝です

おかげさまでかなりよくなってます。

まもなく、普通の状態に戻ると思いますので、バリバリ、テニスしましょう。   にっこり


試合等 | 投稿者 松原コーチ 20:43 | コメント(4) | トラックバック(0)