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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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80才になったらどんなバック?

これは、アガシ強烈な両手打ちバックのリターンです

例によって365ネットの連続写真です。


非常にシンプルな打ち方で、肩の線を横向きから前向きにしただけ。

ただ、この小さな動きの中ですべてのパワーを出すのです。

強烈なショットのはずなのに上体の軸はびくともしていない。

体幹、特に強烈な背筋力がこれを支えているのだと思います。


昨日のブログで10万トンの航空母艦から

カタパルトで30トンの飛行機が瞬時に打ち出されるイメージを書きました。

カタパルトの腕力ももちろんすごいのですがその背景の10万トン

強烈な背筋力です。  (デブならいいというわけではない) うるせー


プロ級のいいショットを打つためにはベースに相当な筋力が要るということです。  筋肉






さて、27日のブログ、『片手と両手どっちを採用する?』

『SAT』 さんから質問のコメントをいただきました。



以下がそのコメントの全文です。


マイク いつも読ませていただいています。
テニスを深く考えられてとても参考になります。
私は40歳を過ぎたのですが、体力の消耗度合から
考えて(トップスピンの)バックハンドは片手打ちにしようと練習しています。
(両手打ちの方が安定するのですが)
私の目標は80歳になっても試合をしていることなのですが
実際に体力が衰えた場合に片手打ちの方がメリットが
あるとお考えでしょうか。
それとも力のない子供や女性がするように両手の方が良いのか。
(80歳で1試合体力をもたせるのは大変なことなのかな)

投稿者 SAT 2010/04/29 06:43





私の考えです。


スマイル まず、両手で打つとすれば

アガシよりは上体のパワーがないでしょうから、女子のプロがやるように

もう少し上体の回転をゆっくり長めにするスウィングになるでしょう。

その、ゆっくり長めにする傾向は、パワーがなくなるにつれ

さらに強まると思います。

そうすれば、両手で打つからたいへん、ということはないと思います。

一方、片手で打つとすると、うんと早めにセットしてゆっくり振ればいいのですが

問題はこの早く構えるということができるのかどうかだと思います。


そして、片手打ちの場合、構え遅れ、振り遅れは腕に負担をかけることになります。

若いうちから習慣になっていないと、そして少しは反射神経も必要です。



総合して考えれば

どっちが楽かは熟練度の問題ということになるでしょう。

ですから今どちらがやりやすいのかで決めればいいと思います。




次に、ここでちょっと考えてほしいのは  ピカ


本当に年取ったら、「トップスピンが必要か? 有効か?」

ということではないでしょうか。  悪だくみ

トップスピンが必要な理由というのは

スピードがあっても、落ちて入る、鋭角に打てるということだと思います。


スピードがなければ、トップスピンじゃなくても落ちます。 冷や汗

じゃあ、スライスでもいいのでは?

スピードの要素以外はコントロールも、必要な時間も

すべてスライスのほうが勝っています。  ピース


トップスピンがかかっているという理由でポイントをもらえるわけではないのです。  不満




まとめると、私はこう考えています。


自分からスピードを出せるうちはトップスピンを使えばいい

その方法は、片手でも両手でも自分でやりやすいほうを採用する。

パワーがなくなってきたら、スライスを多めにする。

最後はスライスオンリーでもいい。


一生テニスをやる。   にっこり




私自身の計画では


バックハンドは70才くらいまでは片手でトップスピンを使う。

95才くらいまでは見本以外はスライスで。

それ以降はフォアハンドもスライスにして120才くらいまでやる。 ナイス!


その後は口先のみで ・・・・  ZZZ ZZZ  



バックハンド | 投稿者 松原コーチ 16:35 | コメント(0) | トラックバック(0)