2010年04月20日
予測とは?
『時々左利きのO』 さんから、質問をコメントに入れてもらいました。
以下がそのコメントの全文です。
いつも楽しく拝見させて頂いています。もうすぐブログランキングの頂を頂 きですね。
さて、球筋の予測について質問です。
私は、ダブルスの雁行陣で後ろからストロークを打った後、打ったボールをずっと目で追う癖があります。自分の打った球が入るか気になったり、ときにはあろうことか自分の打った球に見とれたりで、ボールを目で追い続け、その場に棒立ちになっていることが多いのです。そのため返球の予測が出来ないばかりか、その対応も遅れてしまいます。
返球されてくるコースや球種を予測するには、打った後どのように対処すれば良いのでしょうか?。打った後スプリットステップを入れて相手をジーッと観察すれば、自ずと予測が出来るようになるのでしょうか???。
初歩的な質問でスミマセンがよろしくお願いします。それから右膝、お大事に。
投稿者 時々左利きのO 2010/04/15 21:48
私の答えです。
「もうすぐブログランキングの頂を頂 きですね」
というのは、またすごいお言葉。
なんせ、ベスト4ですから
自分でもまさかこんな上に来るとは思っても見ませんでした。
いつも見ていただいてありがとうございます。
さて、本論に入りましょう。
「打ったボールをずっと目で追う癖があります」 とのこと
実は私もです。
「ときにはあろうことか自分の打った球に見とれたり」
私もしょっちゅうです。
まあ、予測は自分のボール、相手の様子、過去の経験や相手の傾向
などから判断するものですから
見とれていてもそう悪くはないと思います。
さて、予測、私はこう考えています。
予測はインスピレーションです。
とっさに次のボールを予測するのに考えている時間はありません。
自分が打ったボールに対し、相手が行動を起こす
それに対し瞬間的にひらめいた選択肢に対し決然と行動する。
たとえば、パスを打つと思っていた相手のテイクバックで面が上を向く。
このケースで上を向くと、ロブだ。
ロブは後ろに上がるから、下がらなきゃいけない。
間に合うようならスマッシュの用意だ。
なんてひとつづつ考えていたら
スマッシュの用意をし始めたころにはロブがエースになっちゃいます。
テイクバックで面が上を → 後ろだ と一瞬で決めなくてはいけない。
花の色は・・ と来たら わが身
と、カルタのように短絡的に反応しないと、一気におばあさんになっちゃうのです?
考えるのは行動後、事件が終わった後です。
それはポイントの合間です。
その状況が初めてであれば、整理して自分の状況予測ファイルに保存する。
すでにファイルに入っている内容であれば
この試合の、この相手の癖として本日の注意事項ファイルに保存しておく。
それらがすべて、ひらめきの選択肢になる。
次に相手の分析。
どうゆう武器を持っているか?
どこから、どうゆうショット、どうゆうコースで打つ癖を持っているか?
これで選択肢をかなり絞り込むことができる。
もうひとつは、作戦計画。
今日、この相手に対する作戦方針を定めておく。
このファイルは状況の変化に応じ、随時、変更、上書きする。
これで、ひらめきの後の作戦開始命令が即座に出るようになる。
ここまで作業ができていえば
次にやることは、相手方にボールが行ったときに
相手を観察することにより
相手プレーの選択肢がひらめくようにすること。
具体的には、毎回、相手を見ながら
自分の頭に「なんだ?」
と問いかける、この繰り返しなんです。
今日は予測から、次の行動へというところまで一緒に書いちゃいましたが
実際のプレーではそこまでが一連の流れの中になければなりません。
安くしておきますのでセットで購入してください。
そうそう、膝です
おかげさまでかなりよくなってます。
まもなく、普通の状態に戻ると思いますので、バリバリ、テニスしましょう。
以下がそのコメントの全文です。
いつも楽しく拝見させて頂いています。もうすぐブログランキングの頂を頂 きですね。
さて、球筋の予測について質問です。
私は、ダブルスの雁行陣で後ろからストロークを打った後、打ったボールをずっと目で追う癖があります。自分の打った球が入るか気になったり、ときにはあろうことか自分の打った球に見とれたりで、ボールを目で追い続け、その場に棒立ちになっていることが多いのです。そのため返球の予測が出来ないばかりか、その対応も遅れてしまいます。
返球されてくるコースや球種を予測するには、打った後どのように対処すれば良いのでしょうか?。打った後スプリットステップを入れて相手をジーッと観察すれば、自ずと予測が出来るようになるのでしょうか???。
初歩的な質問でスミマセンがよろしくお願いします。それから右膝、お大事に。
投稿者 時々左利きのO 2010/04/15 21:48
私の答えです。
「もうすぐブログランキングの頂を頂 きですね」
というのは、またすごいお言葉。
なんせ、ベスト4ですから
自分でもまさかこんな上に来るとは思っても見ませんでした。
いつも見ていただいてありがとうございます。
さて、本論に入りましょう。
「打ったボールをずっと目で追う癖があります」 とのこと
実は私もです。
「ときにはあろうことか自分の打った球に見とれたり」
私もしょっちゅうです。
まあ、予測は自分のボール、相手の様子、過去の経験や相手の傾向
などから判断するものですから
見とれていてもそう悪くはないと思います。
さて、予測、私はこう考えています。
予測はインスピレーションです。
とっさに次のボールを予測するのに考えている時間はありません。
自分が打ったボールに対し、相手が行動を起こす
それに対し瞬間的にひらめいた選択肢に対し決然と行動する。
たとえば、パスを打つと思っていた相手のテイクバックで面が上を向く。
このケースで上を向くと、ロブだ。
ロブは後ろに上がるから、下がらなきゃいけない。
間に合うようならスマッシュの用意だ。
なんてひとつづつ考えていたら
スマッシュの用意をし始めたころにはロブがエースになっちゃいます。
テイクバックで面が上を → 後ろだ と一瞬で決めなくてはいけない。
花の色は・・ と来たら わが身
と、カルタのように短絡的に反応しないと、一気におばあさんになっちゃうのです?
考えるのは行動後、事件が終わった後です。
それはポイントの合間です。
その状況が初めてであれば、整理して自分の状況予測ファイルに保存する。
すでにファイルに入っている内容であれば
この試合の、この相手の癖として本日の注意事項ファイルに保存しておく。
それらがすべて、ひらめきの選択肢になる。
次に相手の分析。
どうゆう武器を持っているか?
どこから、どうゆうショット、どうゆうコースで打つ癖を持っているか?
これで選択肢をかなり絞り込むことができる。
もうひとつは、作戦計画。
今日、この相手に対する作戦方針を定めておく。
このファイルは状況の変化に応じ、随時、変更、上書きする。
これで、ひらめきの後の作戦開始命令が即座に出るようになる。
ここまで作業ができていえば
次にやることは、相手方にボールが行ったときに
相手を観察することにより
相手プレーの選択肢がひらめくようにすること。
具体的には、毎回、相手を見ながら
自分の頭に「なんだ?」
と問いかける、この繰り返しなんです。
今日は予測から、次の行動へというところまで一緒に書いちゃいましたが
実際のプレーではそこまでが一連の流れの中になければなりません。
安くしておきますのでセットで購入してください。
そうそう、膝です
おかげさまでかなりよくなってます。
まもなく、普通の状態に戻ると思いますので、バリバリ、テニスしましょう。
『予測はインスピレーション。瞬間的にひらめいた選択肢に対し決然と行動する。一瞬で決めなくてはいけない。花の色は・・と来たら わが身』等々、とても印象的でした。
無縁坂ときたら・・母の人生、さだときたら・・まさしですね。
予測ができれば返球のポジションに入るのが早くなり、ショットの選択の幅も広がるのでしょうね。ささやかな私のテニスの幅を広げるべく、状況予測・注意事項・作戦計画をファイルを作成して、早速、実践で試してみようと思います。ただし、もの覚えが悪いので、上書きできるかが、多少不安ですが。
松原コーチ、これからもブログ楽しみにしています。
テニスの予測を百人一首に例えるなんて
経験豊富な松原コーチならではですね(素晴らしい!)
きっと松原コーチの予測レベルは
せ・・と来たら・・わ・・の域に達しているのでしょうね(笑)
コメントありがとうございます
ぜひ、実行あるのみです
ただし
さ、と来たら、ま、くらいの短絡を目指してください。
おほめいただき、ありがとうございます
ただし私のカルタは
五人一首くらいです
せ・・と来たら・・わ・・
先ほど検索してやっと理解にたっしました
恐れ入りました