2012年11月09日
オープンスタンスの意味
『れねしす』 さんからの質問、後半の部分。
以下がそのコメントです。
・・・
ところで、某雑誌で威力あるスピンをかけるには体重移動は使わず、
オープンスタンスでとありました。スクエアスタンスでは前後移動が加わる分
前方向のベクトルが大きくなり、スピン量が少なくなることはわかるのですが、
今の主流の高い弾道のスピンは、オープンスタンスありきなのでしょうか。
まだまだ遅いボールで打ち合っている子供うちは、しっかり踏み込んで打つ癖を
つけた方がいいのではと思い、踏み込んで打つよう娘に指導してきたのですが、
そのあたりはどうなのでしょうか?
もともと、どんなスタンスをしようと弾道の低いボールしか打てない私ですので、
そのあたりを教えていただけたら光栄です。
投稿者 れねしす 2012/11/05 17:46
私の答えです。
強烈なショットをオープンスタンスで打つためには
体幹部や、脚力、腕力などの筋力が必要になります。
男子のプロはこれをメインに使います。
左足を踏み込むスクエアーなスタンスは
使う人もいますが
使わない人も、特にクレーコートプレーヤーには多いようです。
一方女子のプレーヤーは
男子ほど筋力が無いので
オープンしか使わない選手は珍しいと思います。
もちろん、オープンスタンスが出来ない選手はめったにいません。
初級者にフォアハンドを教える時
必ず、スクエアーなスタンスから教えます。
これは
前後の体重移動というよりも
身のこなしが自然で
上体の回転も自然にできるようになるからです。
これは昔のテニスジャーナルのイラストです
体重移動が回転につながることの説明です。
前の足、左足は乗っていく足、というよりは
むしろけっとばす、つっかいぼうと考えるべきです。
足を前後にしても
前に移動しなければいけないわけではないし
上体が前向きになれば
足がどちらでもトップスピンは打てますよ。
ナダルほどかけるにはオープンのほうがやりやすいですが
普通のヘビートップスピンなら
スクエアーでも打てます。
9歳のお嬢さんがまだそれほどのレベルでなければ
オープンをやる必要は無いと思いますし
かなりなレベルなら
オープンも覚えるべきでしょう。
もちろんトップスピンも。
彼女はすごいプロになるかもしれませんが
間違いなく、男子のトッププロにはなりません。
以下がそのコメントです。
・・・
ところで、某雑誌で威力あるスピンをかけるには体重移動は使わず、
オープンスタンスでとありました。スクエアスタンスでは前後移動が加わる分
前方向のベクトルが大きくなり、スピン量が少なくなることはわかるのですが、
今の主流の高い弾道のスピンは、オープンスタンスありきなのでしょうか。
まだまだ遅いボールで打ち合っている子供うちは、しっかり踏み込んで打つ癖を
つけた方がいいのではと思い、踏み込んで打つよう娘に指導してきたのですが、
そのあたりはどうなのでしょうか?
もともと、どんなスタンスをしようと弾道の低いボールしか打てない私ですので、
そのあたりを教えていただけたら光栄です。
投稿者 れねしす 2012/11/05 17:46
私の答えです。
強烈なショットをオープンスタンスで打つためには
体幹部や、脚力、腕力などの筋力が必要になります。
男子のプロはこれをメインに使います。
左足を踏み込むスクエアーなスタンスは
使う人もいますが
使わない人も、特にクレーコートプレーヤーには多いようです。
一方女子のプレーヤーは
男子ほど筋力が無いので
オープンしか使わない選手は珍しいと思います。
もちろん、オープンスタンスが出来ない選手はめったにいません。
初級者にフォアハンドを教える時
必ず、スクエアーなスタンスから教えます。
これは
前後の体重移動というよりも
身のこなしが自然で
上体の回転も自然にできるようになるからです。
これは昔のテニスジャーナルのイラストです
体重移動が回転につながることの説明です。
前の足、左足は乗っていく足、というよりは
むしろけっとばす、つっかいぼうと考えるべきです。
足を前後にしても
前に移動しなければいけないわけではないし
上体が前向きになれば
足がどちらでもトップスピンは打てますよ。
ナダルほどかけるにはオープンのほうがやりやすいですが
普通のヘビートップスピンなら
スクエアーでも打てます。
9歳のお嬢さんがまだそれほどのレベルでなければ
オープンをやる必要は無いと思いますし
かなりなレベルなら
オープンも覚えるべきでしょう。
もちろんトップスピンも。
彼女はすごいプロになるかもしれませんが
間違いなく、男子のトッププロにはなりません。
度々で申し訳ありませんが、また、いくつか質問をさせてください。いつも早めにお答えいただいており恐縮しております。質問をいつONしてくださっても、技術解説編でコメントくださっても勿論構いません。どうぞ、よろしくお願いします。
1.足が動かなくなった場合のプレーについてです。テニスからフットワークをとったら「羽根をもがれた鳥」のようなものと認識していますが、足が動かなくても、上体だけでショットをコントロールしているように見える年配の方もおられます。私ももう後、何年、自由に動けるかと考えると少しでもお考えを聞きできれば幸いです。
2.試合におけるポジション取りについてです。1番目の質問にも関係することですが、これまで、松原コーチのレクチャーの中にあまりない事柄のような気がします。
バクッとした質問で恐縮ですが、基本的なことでも(些細なことでも)構いません。(シングルスでも、ダブルスでも)あまりにも自己流の動きをしているようで、少しでも理論的に押さえることができれば有難いです。
【続く】
どんな時でも、とりあえずでも入るサーブがあってこそ、フラット・高速(低速)スライスが使えると思っています。どうぞよろしくお願いします。
4.フラットサーブの打ち方についてです。腕を回内させる打ち方で回転量が少ないので、インさせるのが難しいのですが、コツはあるでしょうか?
また、練習していて、往々に肘が痛くなるのですが、打ち方が悪いのでしょうか。よろしくお願いします。ちなみに腕立て伏せは、一応毎日してます。
5.スマッシュについて素朴な疑問を伺います。昔、スマッシュに関してはものすごく自信があったのに、ン十年たった今、ものすごく恥ずかしい失敗をよくします。どうしてなんでしょうか。テニスは自転車乗りのように、一度、憶えてしまえば忘れず、後は、身体が勝手にしてくれると思っているのですが、そもそものの考えかたが違っているのでしょうか。
以上、またまたいくつか、質問させていただきました。よろしくお願いします。
足を踏み込む意味を思いっきり勘違いしていました。
他にもいろいろ勘違いしている技術ってあるんでしょうね。
頭で理解していなくても、真似することで身体がうまく使えているんだと
期待して・・・・
松原コーチの解説は、かゆいところに手が届くというか、一歩踏み込んで
いるというか、本当にためになります。
お礼は娘がトッププロになって、松原コーチの名前をだすことですかね(笑)
松原コーチのスクールにはとても通える場所に住んでいないので。