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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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コートが無かったら

『部活生』 さんからこんな質問をいただきました。
高校1年生でしょうか
早く答えないと青春が終わってしまいますので
今日は、トミーでの私のレッスン記の予定でしたが
こちらを優先モードでお答えします。

以下がそのコメントの全文です。


マイク初めての質問失礼します。自分の入部している部では、コートが一面しかなく壁打ちコートもあるのですが、二年生に占領されてしまい、グラウンドの片隅しか使えません。今までラダートレーニング、チューブトレーニングやボレーボレー 球出しでのストローク練習4を行っていたのですが、初心者の子がボールをコントロールできず。学校外に出たり他の部の迷惑になってしまったので。ボールが一人一球しか使えなくなり、テニススクールに行っていない子は一日にコートに入れる20分のみしかボールを打てません。ボールを使わずしっかりとコントロールできるようになる練習はないかどうか教えてください。それとネットもラインもないグラウンドでラリーして練習になりますか?自分はないように感じるのですが。

投稿者 部活生 2012/11/21 22:21





私の答えです。

スマイル まず、「ボールを使わずしっかりとコントロールできるようになる練習はないか」
という質問ですが

ありません。

テニスボールのスピードや接触時間、そして重さ。
ラケットの重さや長さ、インパクトの感触。

これらのフィードバックがあって
それなりの打ち方がつかめるのです。

ボールを打たないでこれらをつかむのは無理でしょう。


もし、あるとすると、そうだ

プレイ・アンド・ステイ


ITF
が世界中で子供たちの普及のために提唱しているもの。

 (学生さんは英語のHPもどうぞ、今なら国枝さんが出てきます)



さて、もちろんボールを打ちます。

短いラケットと飛ばないボール
狭いコートでするテニスです。

うちのスクールでも、ジュニアレッスンに使っています。


レッドボールがお勧め


左から2番目がお勧めのレッドボール。

少し大きめで、他のが普通ボールと同じ大きさです。

一番左はスポンジボールで、プレイ・アンド・ステイではありません。
私は4,5歳の子に使っています。



コートの目安はこれ、1番上がレッドボール用。


コートサイズ


小学生くらいまでに使うためなのですが
高校生でも大人でも
初心者の導入法としては最適で
これでできるようになれば
割合簡単に
普通のテニスに移行できると思います。

むしろ
仮にコートがあっても、こちらから始めた方が
上達が早まるかもしれません。

スピンのかけ方などもこれで覚えるといい。


高校生なら
ラケットだけは最初から普通のでいいかもしれません。

『レッドボールと狭いコートと普通のラケットです』

ネットは自転車でも置いて置けばいいのです。  自転車



次に

「ネットもラインもないグラウンドでラリーして練習になりますか? 」

なります。


ネットは無くてもいいですが
ラインはほしい。

足で書いてもいいです。

こんなコートを考えました。


グランドに書いたコート


黄色ゾーン同士で打ち合えば
ネットなんか無くてもいいでしょう。

色まで塗れとは言いませんが
目安になる線くらいは
足で書くか、テープか板でも置くか?
現場合わせで考えてみてください。

サーブは、オレンジとグリーンゾーンに入れればいい。

幅はテニスコートの幅が無くても大丈夫。


要は、テニスに必要な飛距離と角度などがわかるなら
正規のテニスコート以外でも練習できます。

的の一部が壁になっていてもいいのです。



こうして書いていると
どんどんアイデアが出てきておもしろいですね。

恵まれた環境でできればそれはそれで幸せですが

困難を工夫してみるのも面白いです。

頭も身体も動く若いうちに
いっぱい努力して工夫して
がんばってください。  



ただこれだけは気をつけて

何も考えないで
ただ努力しても
単なる、「いい奴」で終わっちゃいます
どっかを痛めるぐらいで、ろくなことはありません。 うるせー

ちょっとでいいですから頭も使ってくださいね。

考えに詰まったら、またコメントしてください。  ナイス!


練習法 | 投稿者 松原コーチ 19:49 | コメント(2) | トラックバック(0)