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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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フォアボレー大きく振る理由

今日は印西のクラブで当社の社員研修会。
午後のフォアボレーの研修中
印西の松本コーチから素朴な疑問が。

プロの試合を見ていると
フォアボレーで、それほど大きく引かないし
回転もフラット気味が多いとの指摘。

松原さんの大きなスウィングのスライスボレーはこれ。




1年前のコーチ研修会での見本。
ためブロさんに撮ってもらったもの。

実は自分自身、試合でここまで大きく振ることはあまり無い。

小さめスウィングのブロックボレーや
チャンスボールを決めに行く時はフラット性に打ったりもする。

じゃあなぜ?

これがベースのフォーム、原型だからだ。

エドバーグやサンプラスのころは
ボレーの上手い選手はこれくらい振っていた。

  (逆に私の若いころはもっとフラットぽかった)


最近では、よく使わせてもらっている
ヨハンソンの動画と連続写真

彼は、これくらい大きなスウィングだが
最近のプロでは少なくなっていると、確かに思う。


しかし、もしワンバウンドのボールで
スライスのストロークを打つとするとこれくらいは振る。
もしかしたら、もっと大きく振るかもしれない。

これが言ってみれば、スライスのフルスウィングなのだ。


このベースのフォーム、原型から

必要により
小さめのスウィングにしたり
打点の高さを調整したり
回転量を加減したりする。

この大きめスウィングをいったんマスターすれば
もちろんそのままも使えるし
加工することも容易だ。


バックボレーのほうは
バックハンドスライスが原型としてある。

ほとんどのプレーヤーが使っているわけで
彼らはバックボレーも大きく振るし
スライスをかけるのも上手い。

  (だからボレーも、大抵バックのほうが上手い)

フォアでは、あまりスライスを使わないが
ただ一人、鈴木貴男だけはアプローチなどに積極的に使っている。

だから彼のフォアボレーは同じように
かなりスライスをかけて、しっかり振っている。


まあ、そんなわけで
まずはわかりやすい大きめでスライスをマスターして
その後実用的にアレンジするといいと思う。

鈴木貴男


すべてのボレーを、私の見本のように大きく振らなくてはいけない

なんて思う必要は無いのです。  スマイル


ボレー | 投稿者 松原コーチ 21:19 | コメント(3)| トラックバック(0)
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コメント
ご回答ありがとうございます!
今日さっそく試してみたところ恐れず動きながら打つと
いい感じに返っていました!
しっかり練習してものにしてみせます!

長文お許しください。すいません。
そこで2つバックハンドの質問なのですが、

1つ目は、
フォアはやわらかい長い鞭のイメージで、ソダーリンのように大きくひいて
アウトサイドインとナダル打ちの原理とで加速させ、
威力を出す腕の使い方をしているのですが、
バックハンドは固く短い鞭のイメージなので、
いまいち威力を出す腕の使い方がわかりません・・・
安定は垂直面を維持するでわかりやすいのですが、
威力を出す、つまり急加速の出し方?
左手のフォアとか言われるくらいなので、
左手でアウトサイドインですかね?
それとも見当違いでしょうか・・・

2つ目は、
バックハンドのフィニッシュについてです。
フォアは肩の下あたりにカッコいい低めの
フィニッシュをとればいいとわかるのですが
バックハンドで良いフィニッシュの形とかあるのでしょうか?

僕はバックハンドが苦手意識があるので考えすぎかもしれませんが、
僕の無理難題もコーチなら解決できると勝手に信じています!
お忙しいと思いますがアドバイスお願いします!!!
投稿者 やまけん 2011/12/07 01:47
大きな軌道の中に「本当に必要な軌道」があると思っています。
洗練されてくると「本当に必要な軌道」だけで打てるので、
プロがコンパクトに打っているのでしょうね。
投稿者 54歳 2011/12/07 09:08
54歳さんへ

コメントありがとうございます
洗練ももちろんですが
時間が無いなどの現実への必要に迫られて
という部分が大きいのではないでしょうか
その部分も含めての
洗練という言葉なのでしょうね。
投稿者 松原コーチ 2011/12/07 13:34
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