2012年10月15日
プロのバックハンド
先日の下川井テニスクラブ
新装コートお披露目イベントに岩淵プロが来場されたおり
模範試合をしてもらい
感心したのがボレーの安定性と両手バックのリターン。
彼のショットは見ていて、エラーする気がしない。
ボレーの話はまた機会を見てすることにして
今日はそのうちの両手バックのリターンについてお話しよう。
トッププロの両手バックは
ラケット面を垂直に保つこと
手首や腕全体をかなり固めてスウィングすることに特徴がある。
素人は打点を前にするために、手首を折ったり
ムチのように使って加速するために
手首を柔らかく使おうとしすぎることが多い。
それに対し
プロは腕をムチではなく
鋼鉄のイタバネのように使って、ボールをパンチする。
だから手首も、使うより形を固定する意識のほうが強いのだ。
岩淵プロの場合だが
ボールが重いサーブの時の手首は
もちろん微動だにしない感じなのだが
それ以外のショットの時も、しっかり固定されている。
これ、実はウォームアップの時のゆるいボールの打ち合い。
およそ、相手ボールの重さを感じない場面。
動画を撮ってそれを切り取った画像だ。
腕の形や手首をいかに動かしていないかを感じ取ってほしい。
こんな構えから
バックに来たので引き始める
すでに腕の形、手首の形が出来ている。
(高めに引くために前腕は少し上がっているが)
ラケット面がこちらから見えるように
腕からラケットまで一直線のように、もう少し引いて
振り出しの直前、ラケットが身体に隠れる。
少し高めに引き、トップスピンなので
ループ状に下げてから振り出し
(肘を少し伸ばし、前腕を下げるようにしている)
ここからは腕の形をほとんど変えない。
そして、インパクト直前
面がぶれないまま、インパクト直後
ここまで腕も、手首も、しっかりしたまま。
その後少し被せ気味になり
腕の形を保ったまま
前側の左肩も、上がらないようにしたまま
この後、前腕を引き込み左肩の上にフィニッシュとなる。
全体を一見すると
手首と腕を固定して
面を垂直にしたまま
上体を回転させたら、打てちゃった、安定していた
といった感じ
それほど固めなくても打てそうな
ウォームアップでのバックハンド
それですら、固めている。
リターンの時はもちろん固めていて、エラーなんかしない。
この固定した感じ
余計な動作は何もしなかったという感じを
プロの技から読み取ってほしいのだ。
岩淵プロ、人柄も弁舌もさわやかだったが
腕前のほうも、さすがだった。
関心の仕方が逆かな?
そうそう、背景に写っている下川井TCの練習ボード
ハードコートも塗りなおし、とてもきれいになった。
私と御子柴コーチのスクールにも
(無料体験も出来ますよ)
会員さんたちが楽しくプレーしているクラブにも
ぜひ一度遊びに来てほしい。
新装コートお披露目イベントに岩淵プロが来場されたおり
模範試合をしてもらい
感心したのがボレーの安定性と両手バックのリターン。
彼のショットは見ていて、エラーする気がしない。
ボレーの話はまた機会を見てすることにして
今日はそのうちの両手バックのリターンについてお話しよう。
トッププロの両手バックは
ラケット面を垂直に保つこと
手首や腕全体をかなり固めてスウィングすることに特徴がある。
素人は打点を前にするために、手首を折ったり
ムチのように使って加速するために
手首を柔らかく使おうとしすぎることが多い。
それに対し
プロは腕をムチではなく
鋼鉄のイタバネのように使って、ボールをパンチする。
だから手首も、使うより形を固定する意識のほうが強いのだ。
岩淵プロの場合だが
ボールが重いサーブの時の手首は
もちろん微動だにしない感じなのだが
それ以外のショットの時も、しっかり固定されている。
これ、実はウォームアップの時のゆるいボールの打ち合い。
およそ、相手ボールの重さを感じない場面。
動画を撮ってそれを切り取った画像だ。
腕の形や手首をいかに動かしていないかを感じ取ってほしい。
こんな構えから
バックに来たので引き始める
すでに腕の形、手首の形が出来ている。
(高めに引くために前腕は少し上がっているが)
ラケット面がこちらから見えるように
腕からラケットまで一直線のように、もう少し引いて
振り出しの直前、ラケットが身体に隠れる。
少し高めに引き、トップスピンなので
ループ状に下げてから振り出し
(肘を少し伸ばし、前腕を下げるようにしている)
ここからは腕の形をほとんど変えない。
そして、インパクト直前
面がぶれないまま、インパクト直後
ここまで腕も、手首も、しっかりしたまま。
その後少し被せ気味になり
腕の形を保ったまま
前側の左肩も、上がらないようにしたまま
この後、前腕を引き込み左肩の上にフィニッシュとなる。
全体を一見すると
手首と腕を固定して
面を垂直にしたまま
上体を回転させたら、打てちゃった、安定していた
といった感じ
それほど固めなくても打てそうな
ウォームアップでのバックハンド
それですら、固めている。
リターンの時はもちろん固めていて、エラーなんかしない。
この固定した感じ
余計な動作は何もしなかったという感じを
プロの技から読み取ってほしいのだ。
岩淵プロ、人柄も弁舌もさわやかだったが
腕前のほうも、さすがだった。
関心の仕方が逆かな?
そうそう、背景に写っている下川井TCの練習ボード
ハードコートも塗りなおし、とてもきれいになった。
私と御子柴コーチのスクールにも
(無料体験も出来ますよ)
会員さんたちが楽しくプレーしているクラブにも
ぜひ一度遊びに来てほしい。
久しぶりにいくつか質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
1つ目、両手バックハンドについて
最近、よく相手に打つ面を見せてと仰いますが、これは、第1段階の浅いテイクバックを完了(相手に打つ面を見せる)させ、そこから、ラケットを回して(再度引いて)打つという理解でよろしいでしょうか?
2つ目、ボレーについてです。
先程の、両手バックと同じ考えで、テイクはまず浅く完了、相手の球が早ければ、そのままグリップを握る(ブロック)、余裕があれば、踏み込みながら、ラケットを引いて、スウィングボレーという考えでいいでしょうか?
それから、よく、上体(目線)をボールの高さに合せて、高くしたり低くしたりすることがミス減につながると言われますが、これは正しいのでしょうか?
3つ目、サービスのチェンジアップについてです。
私は左利きということもあって、松原コーチ、ご推奨のスライスサーブを好んで、使っています。もっと球種があればと思うこともありますが、無いならないなりに、緩急を使っていこうかと考えています。当たり前ですが、スライスサーブは、スピードが速ければ、あまり曲がらず、遅いと結構曲がりますよね。それを活かして何か、アドバイスをいただけばと思います。
4つ目、バックハンドスライスについてです。
近くによく滑るスライスを使う年配の女性プレーヤーがおられます。自分の振り方と何か違うな~と思ってみていたら、テイクからインパクトまでラケットの引き起こしを使っておられるようです。引き起こしとは、現在の技術でも有効なのでしょうか。
5つ目、スマッシュです。これは質問ではないのですが、私もアドバイスいただいたように、普通のスマッシュでもオーバーヘッドで打つように心掛けているのですが、しばらく腹筋や背筋のトレーニングをしていたら、確率が断然よくなりました。何でもないことのようですが、これは発見でした。
最後に、女性からよく聞かれる質問です。
テニスには力がいるのでしょうか?私はあるに越したことはないと答えていますが、本当のところ、どうなんでしょうか?ジュニアクラスの子なんかより、私はずっと筋力はあるように思っているのですが、彼らのような剛球を私は打てません。多分何らかのコツがあるんですよね?少し教えていただければと思います。
以上、長々と書きましたが、また余裕のある時にでも、お考えを聞かせていただきたく、よろしくお願いいたします。失礼しました。