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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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両手打ちのグリップチェンジと

『れねしす』 さんから、お子さんのテニスについて質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 過去のジュニアに関する記事を読んで、かなづちで頭をぶたれた気分でした。それ以来、 ブログを拝見させていただいております。
お言葉に甘え2つほど質問させていただきます。

1 小2の娘がフォア・バックとも両手打ちなのですが、グリップチェンジで苦労しています。フォアは利き手の右手がヘッド側、バックは左手がヘッド側なのですが、レディポジションでの持ち方も含め、おすすめの方法はありますか。個人的には森田あゆみ選手のとられている方法が簡単かなとおもうのですが、映像では早すぎてよくわかりません。

2 小2の娘がスクール(通常ボールを使用しています)のコーチから大人用ラケットへの変更を勧められています。私のラケット(SIX ONE BLX 95)を打たせてみると、本人いわくすぅーっとラケットがでて振りやすいし、よく飛ぶから大人用がいいといいます。大人用・子供用どちらを使う方がいいかは人によって考えがわかれているようですが、松原コーチはどうお考えでしょうか。ご意見を聞かせていただけると幸いです。

投稿者 れねしす 2011/09/01 11:28





私の答えです。

スマイル まず、グリップの持ち替えですが
プレーヤーに聞くと案外知らない人が多いんです。
知らないうちにやってしまう。

ボレーボレーでもやっちゃうんですね。  びっくり

でもこれでは答えになりませんね。



たいていの選手は構えのときはフォアハンド側で持っています。

出来るだけ、フォアハンドで打ちたいからです。


バックに来たら持ち替えます。


1案

右手を左手に重ねるように、下にずらす。

左手を右手の上にやや重ねるように持ちかえる。

同時に右手を少し下にずらす。

で、一丁上がり。


2案 

左手をはずし

右手の少し上に重ねるように、持っていき

右手をグリップエンド側にずらします。

左手の位置を合わせて

で、もう一丁上がり。


例を2つ挙げました。

やってみてぴんと来たほうをやればいいと思いますが
他にも方法はあると思います。

それと、放っておけば、無意識に
自分でやりやすいように適当に改良しちゃうと思います。 ナイス!


両方両手打ちのグリップチェンジ
教えたの
30年以上のコーチ生活でわずかに2回目です。




さて、ラケットのジュニア用か大人用か?  重さは?

両手打ちですから、長めはそれほど困らないとは思いますが
それでも、私なら、25インチか26インチの
ジュニア用をすすめると思います。

160cmの大人が27インチのラケット。
同じ比率なら
120cmの子は、20インチでいい。

コートの大きさが変わらないので、話半分として
23インチのジュニア用。

ボールも大人用なので
さらに話半分で、25インチ。

両手で打つので、さらに話半分で、26インチ。


ちょっと乱暴な算数ですが
いかに子供達が大きなラケットを
使っているかが分かるでしょう。


お話にあったラケット
調べたら、309g、面の小さな、バリバりの選手用。 怖~い
私のより、4g重い。

ボールにゆっくり合わせれば
重さもあって、気持ちよく返球できるのでしょう。

比較の、今使っているジュニア用がどんな物かも問題です。
ジュニア用はけっこういい加減な物が多く
25インチは???
26インチは結構いいものもあります。

YY社の26インチは結構お薦めです。

出来れば大人が打ってみて
打ちやすいものを選択したほうがいいと思います。 ナイス!

一般用であれば
値段の問題もあって、それほど粗雑な物は少ないと思います。

それでも250g以下の超軽量ラケットは
グリップ側が軽いだけで、打ちにくいものがよくあります。


大人用を使うにしても
250~270g程度の面の大きな物がいいと思います。

子供は背伸びしたがり屋さんですから
大人のラケットを使いたがります。  

そして、大人は子供が成長したと思い、幸せになってしまいます。



私のスクールでは3種類のボールを使い分けていますし
もう少ししたら、今年中には
ITFの政策もあり、5種類に増やすつもりでいます。
ITFはコートも小さくしています。

千葉県では、すでに
このグリーンボールを使ったトーナメントが始まっています。

しばらく前に、このボールを使ったトーナメントの話

『ためにならないブログ』 に載っていました

たまには、ためになっても、ためブロさんも我慢してくれると思いますので
ぜひ読んで下さい。



うちのスクールでも
ずいぶん説明しているつもりなのですが
親御さんたちは通常のテニスボールを使ってもらいたがります。  あれー?

子供たちも、すぐ、黄色いボールを、と言います。

充分対応できるようになっていれば、もちろんかまわないのですが。

ラケットも同じです。



子供たちの成長を考える時

運動神経を発達させること。
丈夫な身体をつくること。
将来の大人のテニスにもちゃんとつながること。
傷害を起こさないこと。
楽しく集中できること。


これらの観点が必要だと思います。


今日はこの詳しい説明を、もうひとつのブログ

『松原雄二のテニス技術解説』
 でやります。  叫び

この解説をたくさんの人たちに読んでもらいたいと思っています。

こちらは課金ブログで、1つの記事を購読ごとに料金がかかります。
通常、100円ですが
たぶん自分以外の人のために読むことになりますので
本日は、無料の設定にしました。

ぜひ読んでください。  叫び


お金が余っていてどうしてもという人は
チップというボタンがありますので
ぜひそちらに。  悪だくみ

ジュニア | 投稿者 松原コーチ 22:19 | コメント(3) | トラックバック(0)