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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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近頃のスライスは

3人の方から、スライスについての質問をいただいています。

『すーさん』 さんからはスライスの打ち方を知りたいというもの。

『iwasi head』 さんからは普段のスライスをパスなどでフラットに出来ないか?

『54歳』 さんからはスライスの使い方、目的などについてです。

ここでは、『54歳』 さんからの質問に答え
そこから必要になる、具体的な打ち方についての解説を、写真を使って
もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』 で取り上げます。

すでに先ほどアップしました。   ナイス!


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さて、以下が『54歳』 さんからのコメントの全文です。

マイク ベースラインからのバックハンドスライスについてお尋ねします。
以前はグラフのように、
テイクバック時に面を上に向け→インパクトで立て→フォローでまた上に向けていたのが主流でしたが、現在はフェデラーのように面を相手に向け、しかも立てているのが目に付きます。
想像ではスピンの技術が進化して少しぐらい食い込まれても大丈夫になったので、相手の打点の高低差をつける目的のような時にスライスを使うようになったのではないか?と考えています。
松原コーチはどのようにお考えでしょうか?

投稿者 54歳 2011/08/30 21:37






私の答えです。

スマイル 50年前

ポーン、ポーン、パシッ、シュウッ   にっこり

クロス、ストレート、逆クロス、バックスライス、の雰囲気です。


同構成で、最近のジョコビッチとフェデラーです。

バシッ、バシッ、バカーン、ギュウッ  筋肉


最近のほうが相当凶悪です。

昔はゆるいボールをゆるく返せばよかったものが
最近は鬼のようなショットを返さなければならなくなりました。

スライスはご指摘のように、ペースを変えるためにも使いますが
大抵は守備的状況
鬼のようなボールに対してや
遠くて、スライスでしか面を作れない状況で使うことが多いのです。

ラケットは軽くなり、相手ボールの重さが、ますます重く感じる。  悪だくみ

ラケットの反発性能は逆によくなっているので
引き起こしに頼らなくても、充分飛ぶ。

そんなわけで、ラケット面をしっかりさせて
ぶれないようにすることがより難しく、重要になっているのです。 あれー?

特に、普段はトップスピンで
たまにしかスライスを使わないと余計にそうなんです。 うるせー


引き起こしには、腕をやわらかく使って
ラケットの重みで、外旋、回外を誘導する
という動作が入ります。

これが、ラケット面をしっかりさせることと相反するのです。

フェデラーの打ち方を見ると面を立てて
勢い付けに、手刀方向にラケットをゆすりますが
引き起こしは使っていません。

面を作って引き、そのまま振り出す。

インパクトのまま


「何も面を操作しないので、エラーするわけが無い。」 ナイス!

という、私がいつも言っている、プロの技術です。



次に、『iwasi head』 さんの、フラット気味にパスを打つというのは

回転の非常に少ないスライスを使う。

面をフラットになるように起こし、ほぼ水平にボールを捉える。

という考え方が実用的です。

40年前のインカレ選手や、全日本などはほとんどこれです。 ナイス!


では、打ち方の基詳しい説明は、もうひとつのブログで。

『松原雄二のテニス技術解説』 までおいでください。 叫び


スライス | 投稿者 松原コーチ 18:45 | コメント(1) | トラックバック(0)