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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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フォアで積極的にリストを 続編

昨日の手首の使い方に対し、『k2』 さんから質問をいただきました。

昨日の話しを忘れないうちにやりましょう。

以下がそのコメント、全文です。


マイク はじめまして!毎日楽しみの拝読しております。

弟子さんのコメントに、「掌屈」とありますが、私も特にその辺が気になっています。

トッププロはもちろん、都道府県レベルのジュニア(U12♂)でも、高い打点のフォアのフィニッシュが
手関節を「掌屈」するようなスウィングなってきています。(それ以上の年齢はもちろん)
今までは、手関節を背屈位で固定し、前腕回内・上腕内旋のスウィングでしたが、
今後は手関節「掌屈」動作を取り入れたスイングを身につけた方が良いのでしょうか?
また、掌屈による メリット・デメリットも教えてください。

投稿者 k2 2010/09/14 09:21




私の答えです。

スマイル まず、用語ですが

掌屈とは、手首の関節を手の平側に曲げる動き、のことです。

その反対に、手首の関節を手の甲側に反らせる動きを背屈といいます。


この二つを使う動作とは、平手打ちで相手のほっぺたをひっぱたくやり方です。

手首をやわらかく使えば、より威力を増します。

女性の平手打ちのほうが男性の拳骨よりも痛いという話もあります。  びっくり


冗談はさておき

この動作は、受動的なものです。

腕が前に振りだされるときに、手のひらやラケットが遅れ

腕を止める動作で鋭く帰ってきて、バシッと行きます。 怖~い


つまりムチの動きと考えてもいいと思います。


別に新しい技術でもなんでもなく

昔からフォアハンドのハードヒッターは使っています。

私が高校生のころ、 (縄文時代ですが)

日本のチャンピオンだった、渡辺康二さんは

日本人の中で、世界に通用するただひとつのショットといわれていました。 ピース


「今までは、手関節を背屈位で固定し、」 とありましたが

この動作は多かれ少なかれ必ずあります。


アメリカのハードコートテニスが主流になるにつれ

プロの中でシェアーが少なくなったようです。

  (手首を硬めに使っていたということです)


その後、クレーコートテニスが主流になるにつれ

再び、プロの世界でも使用頻度が増しているようです。

  (手首が少し柔らかになったということです) 


次の3つの要素が大きいほど使いやすくなり、有効です。

1、遅いサーフェス。

2、暇があること。  (遅いサーフェスもそうでした)

3、腕力が弱いこと。


速いコートや、相手のスピードボールで、鋭く振りたいときは

遅れたラケットヘッドが戻ってこないためミスショットになるかもしれません。

逆にゆるいテンポのラリーでは使いやすくなります。

ですからクレーのプレーヤーはかなり使います。


使いすぎの人はレシーブがヘボです。 うるせー



そんなわけで、プロよりも12歳以下のジュニアの方が使うと思います。  悪だくみ


彼らは、自然にスピードを出るコツを体得します。  

センスのある子は教えなくても勝手にやり始めます。 ナイス!


そして、プロになるころにはテンポが上がり、必要最小限になっていくのです。


それを感じ取れないような子はプロになれないんだと思います。

プロの中でも、フレンチには登場しても

USオープンでは見かけなかったりします。 うるせー


錦織プロも、もちろんうまく使っていますが

それほど大げさではないのです。

固めの手首で鋭く使います。


そうゆう人がクレー育ちなのにハードでも一流の人なのです。  ナイス!


逆クロスの得意な人はこの技をしっかり使います。

使いすぎるとラケットヘッドが遅れ

クロスにラケット面を向けにくくなります。  不満


以前、12歳以下の女の子の話で

クロスが苦手だけど逆クロスにはすごいボールを打つ子の話がありました。

私はそこに、センスを感じると書きました。

力もついてきて、次にクロスをしっかり打てるようになればいいのです。

そのときでも、ラケットヘッドを遅らせる逆クロスを捨てる必要はありません。  ナイス!



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 21:08 | コメント(3) | トラックバック(0)