2011年09月25日
テニスは面が大切
先日、プライベートレッスンした若い女子選手。
フォアハンドはかなり強力だが
バックやボレーをコントロールできない。
話を聞くと、ソフトテニス出身で、テニスはまだ半年にならない。
フォアハンドもよく見てみると
微妙なコントロールができていない。
実は、軽く打つことが出来ないのだ。![あれー?](http://blog.tennis365.net/common/icon/10.gif)
こうゆう選手が、実はたくさんいて
凄いボールが打てるので
大抵、『未完の大器』 と呼ばれている。
彼女が完成した、大器になるには何が必要なのだろうか?
これは、薀蓄だが
テニスのボールは硬いので、ラケット面に当たってすぐ離れる。
接触時間は1000分の5~6秒といったところ。
そのために、ボールはラケット面の向いた方向に飛んでいく。
それに対しソフトテニスのボールはやわらかいので
接触時間がかなり長い。
したがって、ソフトのボールはスウィング方向に飛んでいく。
そのために、非常に大雑把な言い方をすると
テニスの打球方向は面の向きで操作するが
ソフトはスウィング方向でそれをすることになる。![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
フォアハンドでハードヒットすると
スウィングスピードが速いので
接触時間は短いが、接触距離はある程度取れるため
少しだけ、ソフトと同じ感覚になる。
だから一見、上手そうに見えるのだが
試合やラリーで、すべてフルスウィングしているわけには行かないから
じきに破綻することになる。
テニスは面を作る、そして、それを保つことがとても大切。![ピース](http://blog.tennis365.net/common/icon/41.gif)
これは必要な時にしっかり面を保つ例。
アガシのリターン、その動画と連続写真を見てほしい。
連続写真の6コマ目のラケットの向き
手首の角度と面がまだ、保たれたままなのだ。
この、インパクト後まで手首の角度を変えないで
面をしっかり保っているのを見習ってほしい。
だからアガシはリターンの名手で、グランドスラマーなのだ。
もちろん、普通のストロークなら
インパクト直後から面がかぶっていくことが多い。
これは私の、高い打点でのフラットぎみフォアハンド。
インパクト直後の写真。
![直後](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/0010.jpg)
私の場合、これは相当にハードヒットした場合だが
大抵インパクト直後まで面を保っている。
だから安心して打てるのだ。![ワハハ](http://blog.tennis365.net/common/icon/24.gif)
ただし、男子プロが振りぬいたときは
私より少しだけスウィングスピードが速いので![うるせー](http://blog.tennis365.net/common/icon/21.gif)
インパクト直前から、面がかぶって行く事がよくありますので
念のため。
さて、先ほどの女子選手のプライベートレッスン。
まずは、面の感覚がとても大切だ
ということを説明し、フォアハンドの練習。![フォアハンドg](http://blog.tennis365.net/common/icon/102.gif)
面を一定に保ったまま
その面を意識してゆるく打たせた。
ゆるい、中ロブのようなショットで返球できるようにしたところで
強く打たせる
(面があいまいになってくるのが見える)
またゆるい打球に、また強く、と交互に行ったり来たり。
だんだん、どちらも安定してきて
こちらから観ても面を保っていることが分かる。![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
つまり面を保つことが出来るようになってきた。
そこでバックの面を教え、すぐできるようになった。
次に、ボレーも教え、すぐにOK。![ピース](http://blog.tennis365.net/common/icon/41.gif)
ここで一番大事なのは、面を感じること
早いスウィングスピードを出せる素地を保ちながら
面を保つ感覚も身につけさせる。
そうじゃないと、一生、未完の大器、なのだ。![悪だくみ](http://blog.tennis365.net/common/icon/20.gif)
逆に、それさえ、ちゃんと伝えられたら
あとは勝手に上手くなっていくことだろう。![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
フォアハンドはかなり強力だが
バックやボレーをコントロールできない。
話を聞くと、ソフトテニス出身で、テニスはまだ半年にならない。
フォアハンドもよく見てみると
微妙なコントロールができていない。
実は、軽く打つことが出来ないのだ。
![あれー?](http://blog.tennis365.net/common/icon/10.gif)
こうゆう選手が、実はたくさんいて
凄いボールが打てるので
大抵、『未完の大器』 と呼ばれている。
彼女が完成した、大器になるには何が必要なのだろうか?
これは、薀蓄だが
テニスのボールは硬いので、ラケット面に当たってすぐ離れる。
接触時間は1000分の5~6秒といったところ。
そのために、ボールはラケット面の向いた方向に飛んでいく。
それに対しソフトテニスのボールはやわらかいので
接触時間がかなり長い。
したがって、ソフトのボールはスウィング方向に飛んでいく。
そのために、非常に大雑把な言い方をすると
テニスの打球方向は面の向きで操作するが
ソフトはスウィング方向でそれをすることになる。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
フォアハンドでハードヒットすると
スウィングスピードが速いので
接触時間は短いが、接触距離はある程度取れるため
少しだけ、ソフトと同じ感覚になる。
だから一見、上手そうに見えるのだが
試合やラリーで、すべてフルスウィングしているわけには行かないから
じきに破綻することになる。
テニスは面を作る、そして、それを保つことがとても大切。
![ピース](http://blog.tennis365.net/common/icon/41.gif)
これは必要な時にしっかり面を保つ例。
アガシのリターン、その動画と連続写真を見てほしい。
連続写真の6コマ目のラケットの向き
手首の角度と面がまだ、保たれたままなのだ。
この、インパクト後まで手首の角度を変えないで
面をしっかり保っているのを見習ってほしい。
だからアガシはリターンの名手で、グランドスラマーなのだ。
もちろん、普通のストロークなら
インパクト直後から面がかぶっていくことが多い。
これは私の、高い打点でのフラットぎみフォアハンド。
インパクト直後の写真。
![直後](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/0010.jpg)
私の場合、これは相当にハードヒットした場合だが
大抵インパクト直後まで面を保っている。
だから安心して打てるのだ。
![ワハハ](http://blog.tennis365.net/common/icon/24.gif)
ただし、男子プロが振りぬいたときは
私より少しだけスウィングスピードが速いので
![うるせー](http://blog.tennis365.net/common/icon/21.gif)
インパクト直前から、面がかぶって行く事がよくありますので
念のため。
さて、先ほどの女子選手のプライベートレッスン。
まずは、面の感覚がとても大切だ
ということを説明し、フォアハンドの練習。
![フォアハンドg](http://blog.tennis365.net/common/icon/102.gif)
面を一定に保ったまま
その面を意識してゆるく打たせた。
ゆるい、中ロブのようなショットで返球できるようにしたところで
強く打たせる
(面があいまいになってくるのが見える)
またゆるい打球に、また強く、と交互に行ったり来たり。
だんだん、どちらも安定してきて
こちらから観ても面を保っていることが分かる。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
つまり面を保つことが出来るようになってきた。
そこでバックの面を教え、すぐできるようになった。
次に、ボレーも教え、すぐにOK。
![ピース](http://blog.tennis365.net/common/icon/41.gif)
ここで一番大事なのは、面を感じること
早いスウィングスピードを出せる素地を保ちながら
面を保つ感覚も身につけさせる。
そうじゃないと、一生、未完の大器、なのだ。
![悪だくみ](http://blog.tennis365.net/common/icon/20.gif)
逆に、それさえ、ちゃんと伝えられたら
あとは勝手に上手くなっていくことだろう。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
ボレーやバックは面を作るという事が分かりますが、フォアはテイクバックすると面を一定に保てず曖昧になって、カスッというあたりか、打ち上げてしまいます。また面を意識すると手や腕に力がはいってしまいます。スイングの意識が強く、面を作って打つ事が難しく感じます。