2010年09月25日
スライスの要点
スライスの打ち方について
『ケン』 さんとコメントのやり取りがありました。
スライスの要点を説明するのに分かりやすい題材でしたので
今日はこれを取り上げます。
コメントのやり取りを要点のみコピーしました。
ケン さん
今日、午前中雨だったので、「バックハンドスライスのコツ」を目にすることが出来ました。そのあと午後から、バックハンドスライスを試してみました。
自分勝手に解釈して、まず前を向いてみて腕でラケットを使ってすくうようなイメージ(写真のイメージ)でダブルスの試合で打ってみました。
結果は、ビックリです。今までカス当たりでミスやフアッとしたリターンを前衛にたたかれたのですが、当たりが強くなったのと狙いを付けて打つことができるようになりました。(慣れないもでアウトも多くありましたが)
今までのコーチレッスンでは「横を向いて肩からボールに向かうように。」と言うアドバイスでしたが、そのアドバイスと全然違う今回のブログでした。 ・・・・
私、松原コーチ
少し慣れれば
横向きで肩から向かっていっても打てますよ
ただ、そちらは話の順番として後です
面の使い方が大切なので
それを前向きだとやりやすかったのだと思います
今回、身体の向きについては
私の話にほとんど出ていないと思います
あなたが自分のセンスで見つけたのだと思います。
ケン さん
返信ありがとうございます。
そのうちで良いので、是非
「横向きで肩から向かっていっても打てますよ
ただ、そちらは話の順番として後です」
ってコメントについて、詳しく教えていただけないでしょうか。
明日、明後日のテニスのバックハンドに迷いが生じてきました。(汗)
というわけで、(汗) に急遽対応すべく、今日の解説です。
スライスで一番大切なのは面の使い方、腕の使い方です。
何度も言っているとおり
ラケットヘッドを少し上げ
その手首を固定して
肩を中心に孤を描く、凹型のスウィングです。
それ以外の身体の使い方ですが
積極的に使うことは本質的には必要ありません。
なぜかといいますと
スライスはスピードを出し過ぎないように制限する必要があります。
スライスショットは浮きますので
超高速スライスを低い打点で打てば
ネットギリギリを越えて、アウトになるからです。
その範囲のパワーのショットを打つのであれば
上から振り下ろすこともあり
腕の力だけで充分なのです。
しかも、スライスの用途は
トップスピンで打てない遠いところ、低いところ、高いところなど
上体の垂直姿勢を保てないところが多いのです。
姿勢を保てないという事は
上体の軸が曲がっているという意味で
曲がった軸で上体を回転させれば、エラーの連発になります。
ですから、「身体を開くな(回すな)」
というアドバイスになるのです。
身体の向きですが、本質的には
上体の向きは、どっちを向いていてもいいのです。
(話の順番として後でもいいとは、このためです)
ただ、普通のスライス・ストロークの場合
しっかり横向きになると、テイクバックを大きくとりやすいのです。
そうすれば必要な、スウィングの強さが得やすいのです。
だから、「横を向け、肩から入っていけ」
というアドバイスが出るのです。
それに対し、対応する時間が少なくて、しかも大きなテイクバックを必要としない
ボレーやリターンの場合は身体の向きはその場の成り行きです。
つまり、打点が遠ければ、右足を大きく踏み出して背中向きにまでなりますし。
近ければ、ほとんど前向きのまま打つことになります。
スライスショットの考え方が分かっていただけたでしょうか。
最後に、横を向くとボールが見えないという話しがありましたが
背中を向くくらいのボレーでも打てるわけですから
少し慣れれば、見えないと言う事はないと思います。
腕の使い方を優先して、少し慣れれば
横向きで肩から向かっていっても出来るようになると思います。
ただ、顔を垂直に保たないと
方角が分からなくなり、視力も落ちるという話もありますから要注意です。
(よく見えないのはそのためかも?)
余談ですが、ちょっと昔
レンドルの顔の向きは凄みがありました。
あのヘアースタイルであごがボールの方向を向き、鶏が睨みつけているようでした。
最近ではバックハンドではありませんが
森田あゆみさんのフォアハンドの顔。
背中向きでも顔は前向きなんです。
とにかく顔がまっすぐなことが重要です。
『ケン』 さんとコメントのやり取りがありました。
スライスの要点を説明するのに分かりやすい題材でしたので
今日はこれを取り上げます。
コメントのやり取りを要点のみコピーしました。
ケン さん
今日、午前中雨だったので、「バックハンドスライスのコツ」を目にすることが出来ました。そのあと午後から、バックハンドスライスを試してみました。
自分勝手に解釈して、まず前を向いてみて腕でラケットを使ってすくうようなイメージ(写真のイメージ)でダブルスの試合で打ってみました。
結果は、ビックリです。今までカス当たりでミスやフアッとしたリターンを前衛にたたかれたのですが、当たりが強くなったのと狙いを付けて打つことができるようになりました。(慣れないもでアウトも多くありましたが)
今までのコーチレッスンでは「横を向いて肩からボールに向かうように。」と言うアドバイスでしたが、そのアドバイスと全然違う今回のブログでした。 ・・・・
私、松原コーチ
少し慣れれば
横向きで肩から向かっていっても打てますよ
ただ、そちらは話の順番として後です
面の使い方が大切なので
それを前向きだとやりやすかったのだと思います
今回、身体の向きについては
私の話にほとんど出ていないと思います
あなたが自分のセンスで見つけたのだと思います。
ケン さん
返信ありがとうございます。
そのうちで良いので、是非
「横向きで肩から向かっていっても打てますよ
ただ、そちらは話の順番として後です」
ってコメントについて、詳しく教えていただけないでしょうか。
明日、明後日のテニスのバックハンドに迷いが生じてきました。(汗)
というわけで、(汗) に急遽対応すべく、今日の解説です。
スライスで一番大切なのは面の使い方、腕の使い方です。
何度も言っているとおり
ラケットヘッドを少し上げ
その手首を固定して
肩を中心に孤を描く、凹型のスウィングです。
それ以外の身体の使い方ですが
積極的に使うことは本質的には必要ありません。
なぜかといいますと
スライスはスピードを出し過ぎないように制限する必要があります。
スライスショットは浮きますので
超高速スライスを低い打点で打てば
ネットギリギリを越えて、アウトになるからです。
その範囲のパワーのショットを打つのであれば
上から振り下ろすこともあり
腕の力だけで充分なのです。
しかも、スライスの用途は
トップスピンで打てない遠いところ、低いところ、高いところなど
上体の垂直姿勢を保てないところが多いのです。
姿勢を保てないという事は
上体の軸が曲がっているという意味で
曲がった軸で上体を回転させれば、エラーの連発になります。
ですから、「身体を開くな(回すな)」
というアドバイスになるのです。
身体の向きですが、本質的には
上体の向きは、どっちを向いていてもいいのです。
(話の順番として後でもいいとは、このためです)
ただ、普通のスライス・ストロークの場合
しっかり横向きになると、テイクバックを大きくとりやすいのです。
そうすれば必要な、スウィングの強さが得やすいのです。
だから、「横を向け、肩から入っていけ」
というアドバイスが出るのです。
それに対し、対応する時間が少なくて、しかも大きなテイクバックを必要としない
ボレーやリターンの場合は身体の向きはその場の成り行きです。
つまり、打点が遠ければ、右足を大きく踏み出して背中向きにまでなりますし。
近ければ、ほとんど前向きのまま打つことになります。
スライスショットの考え方が分かっていただけたでしょうか。
最後に、横を向くとボールが見えないという話しがありましたが
背中を向くくらいのボレーでも打てるわけですから
少し慣れれば、見えないと言う事はないと思います。
腕の使い方を優先して、少し慣れれば
横向きで肩から向かっていっても出来るようになると思います。
ただ、顔を垂直に保たないと
方角が分からなくなり、視力も落ちるという話もありますから要注意です。
(よく見えないのはそのためかも?)
余談ですが、ちょっと昔
レンドルの顔の向きは凄みがありました。
あのヘアースタイルであごがボールの方向を向き、鶏が睨みつけているようでした。
最近ではバックハンドではありませんが
森田あゆみさんのフォアハンドの顔。
背中向きでも顔は前向きなんです。
とにかく顔がまっすぐなことが重要です。
今日はバックハンドスライス不調でした(笑)
自分なりの解釈に若干(いっぱい?)誤りがあったようです。明日のテニスは今日のブログを実践してみます。
「背中向きでも顔は前向きなんです」この言葉メッチャ気に入りました。
こちらは関西なので松原コーチのレッスン受けられなくて残念ですが、このブログが今の僕教科書になっています。
これからもよろしくお願いします。