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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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スライスの必要性

『北国の親爺』 さんからフォアハンドスライスの質問を頂きました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 前略。先日のスクールレッスン、フォア、バックのスライスストローク、バックは分りますがフォアのスライス、必要性が分りません。ただコーチ指導ですので取り組んでいます。これはワンバンド後のボレー打ちと理解すると良いのでしょうか。(距離があるので擦れ、浮き気味に)
またサーブですが右肘が少し良くなり片手打ち(以前は両手)、ファーストはスライス気味のフラット(回外、回内無し、グリップがイースタンの為)セカンドはお奨めのフロータ、今後はセカンドもファースト同じにする(もっとゆっくりなフォーム、スライス回転を多めにする)ではどうでしょうか?37度の気温で横浜でのテニス、どうやっておられのでしょうか?!(蛇足)

投稿者 北国の親爺 2013/07/18 20:17






スマイル 私の答えです。

スライスをノーバウンドで使えば、スライスボレーです。

反対から見れば、「ワンバンド後のボレー打ち」 ですね。


私はレッスンでスライスのショートラリーを
結構たくさんやっています。

最近、選手の指導では
サービスライン内で、スライスだけを使った
タイブレークマッチもやっています。

こうゆうショートゲームにはスライスは最適

微妙なコントロールや
気配を感じさせない、コース変更やごまかし。 うるせー


その後でボレーの練習
スライスボレーが抵抗感なく,上達もあっという間です。 ワハハ


また、ドロップショットやロブなどにも
スライスは大活躍するのです。

だから、出来るにこしたことは無いと思います。 ナイス!



さて、最近フォアハンドのスライスが多くなったように感じています。

木のラケット、薄いグリップの時代には
あまりやらなかったと思いますし
私自身、持ち球の中にありませんでした。 


最近は
フォアハンドのグリップが厚くなり
ウェスタンが普通。

もっと厚い人も


錦織は厚めグリップ


だから、昔の薄いグリップに比べてリーチが狭くなった。

低く短いショットに対しても対処しにくい。

速いサーブに対しても受け流しにくい。


そんなわけでスライスの必要性が増しているのだと思います。



そうそう、厚いグリップ以上にリーチの狭い あれー?


森田あゆみのフォアハンド


そう、両手打ちというヤツ。

イザという時に片手のスライスが使えるといいでしょうね。


片手スライスへ




(距離があるので擦れ、浮き気味に) なっちゃうといことですが

徐々に面を上向きになるように
弧を描いて振るわけですから

最終的にいい面が出来るように
ラケット面を少し下向きに引けばいいのです。 ナイス!




次にサーブです。

右前打点のスライスとフローターサーブの融合
とっても実用的でいいですね。

意地悪なファーストと攻撃されにくいセカンドになります。

技術的には簡単なので、明日から、そうしたらどうですか。 ナイス!



最後に、『37度の気温で横浜でのテニス』 晴れ

35度くらいまでは
早めに水を飲んでいれば
もちろんそれなりに慣れていれば
何とか生きているモンです。

37度ですと
午後のいちばん暑い時間は命を書けた実験になる可能性があります。

今日はやめといたほうがいいかもしれませんね。

そんな日は横浜辺りでは
1年に、1日か2日くらいでしょう。 ワハハ



スライス | 投稿者 松原コーチ 18:51 | コメント(1) | トラックバック(0)