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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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フォアハンド、バック?

『時々左利きのO』 さんから質問をいただきました。

私の答えによっては
『いつも両利きのOさん』 に変わるかもしれませんね。 悪だくみ

以下がそのコメントの全文です。


マイク いつも楽しく拝見しています。漫画の世界のような、突飛な質問で恐縮です。

トッププロでは、ラケットを持ち替えて左右両方とも強烈な片手フォアハンドを打つ人が何故いないのでしょうか? 元々左利きのクルム伊達さんやシャラポワは、追い込まれた時に緊急避難的に左手1本で返球する映像を見たことはありますが、積極的に左手フォアを使うのを見たことがありません。
例外的には、かつて左右両方でサーブが出来て、全てのショットが左右で出来るルーク・ジェンセンという強者もいたそうですが・・?

左右両方とも片手フォアだと、リーチが長くなり有利になるような気がしますが、何故テニス界で大成する人は少ないのでしょうか?

普段はグリップエンドを利き手で握っているので、ラケットを持ち替えて利き手でない側のフォアを打つ場合、ラケットの到達範囲が握り拳1個分短くなることから、実質的にリーチは長くなっていないのでしょうか?
また、持ち替えに多少時間がかかることから、実戦向きではないのでしょうか?

私のテニスがこれから大成するとは露ほども思いませんが、時々左手を使う身として前々から興味のあった素朴な疑問です。長文なのに中身のない質問なので、超お暇なときで結構ですのでよろしくお願いします。それからR34で颯爽と現れる松原コーチを楽しみにしています。
     
投稿者 時々左利きのO 2012/02/23 19:42






私の答えです。

スマイル 両方フォア、めったに見ないのは、単にやらないからだと思います。

私は人間に4種類いると思っています。


純粋な右利き。

不純な右利き

純粋な左利き

不純な左利き


純粋な、というのは利き腕以外がまったく不器用な人です。
この人には、片手フォアと片手バックのセットを奨めます。

不純なというのは
利き腕以外もそこそこ使える人です。

この人は両手打ちでも、片手打ちでも
もちろん両方フォアでもありでしょう。

たぶん、私や、Oさんは、不純な右利きです。


左利きの伊達さんなどは
右手で世界レベル。
そこそこの域をはるかに超えていますが。

そうしてみるとあの人は、両方フォアなのかもしれません。

左の両手フォアに、バック側は右腕1本で。


森田あゆみ、という選手がいます。

両方両手打ち。
両方フォアかと思うとちょっと違う。

見るからに右利きで
右側は両手打ちのフォアハンド。
左側は両手打ちのバックハンドです。

フォアは全身の回転を使ってのびのび打ちますし
バックはちょっと窮屈そうです。


この人のテニスが参考になると思います。
左右同じに見えても
どちらかが主、どちらかが従なのです。

大抵の選手が心の中では
フォアを中心に試合を組み立てていると思います。
そして、バックでどう守るか。

あのナダルフェデラーでも
バックのボールに回り込んでフォアを使います。
フォアハンドのほうが、威力があるためなのですが

たぶん頭の中もフォアハンド人間になっていると思います。 びっくり


右側がフォアで
バック側を片手打ちの人も、両手打ちの人も
左打ちの人も、いていいのではないでしょうか。


両方フォアでもいいのですが
真ん中に来た時に
両手がけんかしたらどうします?


判ったようなことを書きましたが
4種類の人間、いやもっと色々な人がいるわけですので
何でもありというのがほんとかもしれませんね。

左側のフォア、大いにありだと思います。  ナイス!


そうそう、持ち替えですが
両方両手の選手は平気で両手を入れ替えます。
もちろん長く持てます。

どうやってやるか本人も知らない場合が多いのですが。

こんど内緒で教えますね。




車 車のお話もありがとうございます。

R34まだ来ない

来ないんですよね
あの、R246沿いのお店
売る時には、うちは2週間で納車です
と言っていたんですけど。

古い車なんですが
3週間も磨いたら
ピッカピカになっているかもしれません。

早く颯爽と登場したいものです。  ワハハ


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 20:11 | コメント(1)| トラックバック(0)
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コメント
奇天烈な質問に対して、早速のご回答ありがとうございました。

「両方両手の選手は平気で両手を入れ替えます。もちろん長く持てます。」
とは、・・・テニスって奥が深いですね。あのモニカ・セレシュもそうだったのですかね。

『いつも両利きのO』を目指すべく、両手の入れ替のご教授のほど、
どうかご内密に・・・何卒。

長年の疑問が晴れました。本当にありがとうございました。
投稿者 時々左利きのO 2012/02/24 22:54
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