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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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軟式スピードフォア

『レフティスライス』さんから質問をいただいた。

以下がそのコメントの全文。


マイク 松原コーチ、こんばんは!

チームメートのことで、質問があります。彼は軟式出身で、ボレーなども片面で、正面もポーチも信じられないくらいのスピードで抉るような角度に打ちます。

中でもフォアのストローク。ゆっくり振っているようにしか見えないのに、結構な威力の球が飛び出てくるのです。低めの弾道でグ~ッと伸びて来て沈む。派手に振っているように見える私よりもずっと速い球が。何故なんでしょうか?

実物を見もしないで、教えてくださいもないものですが、できれば解説よろしくお願いします。

投稿者 レフティスライス 2012/02/06 20:46






私の答えです。

スマイル 軟式、最近はソフトテニスというんですね。

ストロークは確かに速いですね。
でも最近は硬式も速くなり、プロならあまり差がないかもしれません。

アマチュアの場合は、軟式のほうが平均して速いでしょうね。

この理由は
軟式のボールが飛ばないこと。
それを飛ばすために、ウェスタングリップを使うこと。
そして振りぬくからでしょうね。
そしてその振り抜きのやり方。

硬式でも、最近はウェスタンが普通になり
プロは振りぬきますから
上手い同士なら、スピードはほとんど同じだと思います。

アマチュアの場合は振りぬくと怖いので
加減して打つ。

当然、思いっきり振る、軟式の人のほうが、速いボールを打つと思います。


さて振り抜きのやり方ですが
軟式の人は首に巻きつけるようなフィニッシュをします。

テニスでも女性は結構やります。

シャラポワ

男性より腕力が少ないからでしょうね。


レフティースライスさんはどうですか?

ご自分のほうが派手に振っているのはどの辺でしょうか?

もしかしたら
振り出して、インパクトまでをがんばって振っていますか。
インパクトのスピードがボールのスピードになりますから
もちろん、
ここを早くする必要があるのです。


軟式出身の彼は
ゆっくり振っているように見えるのはどの変ですか?
特に、前半じゃありませんか?

そしてインパクト後は鋭く
左肩の上、首に巻きつけるように振りぬく。

このほうが、インパクト付近、スウィングが速いのです。

クライシュテルス


結果、ボールは速い。

じゃあ、そうすればいいのです。

硬式もプロは首には巻きつけず
上体の左に振りきりますが

後半加速型のしっかり振りぬきです。


この後半加速型については

2月8日のもう1つのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』で

『フォアはアウトサイドイン』
 ということで取り上げました。

アウトサイドイン、というのは引っ張り込むことです。

参考にしてください。



そうそう2月9日も

『アドバイスや反省は肯定的に』 
ということで

こちらは無料の設定でやりました。

ぜひ、覗いてみてください。



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:34 | コメント(2) | トラックバック(0)