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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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基本のキの字が

『北国の親爺』 さんから質問いただきました。

以下がそのコメントの前半部分です。


マイク 度々質問させて頂き恐縮です。

同じスクールに通っている昔のお嬢さん(還暦近し)二人の悩みです。一人はフォアハンドで体の開きが早い、開き過ぎとコーチに毎回指摘されますがどこが悪いのか皆で考えても分かりません。







スマイル 私の答えです

一言で言えば、「基本のキの字」 が違うのです。


昔々の基本で、フォアハンドは

垂直なラケット面で引き
しっかり引きつけ
上体を開かないで捉える、とありました。

垂直なラケット面で引いて、のびのびと振り切ると
インパクトで面が上を向いて
ボールが山のあなたへと消えていくからです。 うるせー

上体を開かなければ
スウィングが身体にぶつかるようになり
面が被る、だからアウトしないのです。

もちろんフルスウィングはご法度です。

世界のプロでいえば
応仁の乱以前、いや大東亜戦争だったかな あれー?
フレッド・ペリーあたりの技術です。


フレッド・ペリー


彼は1936年
ウィンブルドンに3連覇
男子シングルス、最後のイギリス人優勝者です。


日本国内で言えば
1955年、全米選手権ダブルスに優勝した
宮城淳さんのフォアハンドです。


宮城淳さん


日本では戦後も長く生き残っていた技術です。

ケン・ローズウォールの影響かもしれません。



さて、松原さんが日ごろ言っているのは
最近のプロをベースとした新しい基本。

(といっても、30年以上前から叫び続けている) ワハハ

フォアハンドはラケット面を
後ろ向き、または下向きに引き
上体を打球方向に向け
インパクトで自然に垂直になるラケット面で打つ。

もちろんフルスウィングもあり。



この二つの理論は根本的に考え方が違うのです。

ですからお知り合いのお嬢さんの理想が
応仁の乱以前の打ちかたなら
最低でも、100歳を超えたコーチに習うべきですし 悪だくみ



面を下向きに引いていくような

楽に打てて、コントロール感のある
現代プロの打ち方を目指すなら

私がいつも言っているように
しっかり前を向いて
しっかり上体を開いて打つべきなのです。 ナイス!



要するに、根本的に理論が違うのです
両方のいいとこ鳥捕獲は出来ませんのでご注意を。 ベー



そんなわけで
100歳以上の長老達からは相変わらず

「松原は基本のキの字も知らないやつだ、と言われているのです」 ワハハ



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 15:38 | コメント(0) | トラックバック(0)