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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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ナダル打ちメインでいけるか?

『左利きスピンサーバー』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

ご本人も言っていますがちょっと長い。


マイク 松原様

錦織選手は本当にすごいですね。大物喰いも続いていますし、全豪で台風の目になること

を期待してしまいます。ところで、毎度毎度長文で大変申し訳ありませんが、考え方についてのアドバイスをお願いいたします。

フォアハンドのハードヒット時インパクトで前向きになり(フィニッシュ時には横を向き)振りぬく件、私も練習中にはこの動画くらいに気持ち良く体を回せているのですが…。
ttp://www.youtube.com/watch?v=1s6o66M1Lsg&feature=related

いざ試合に臨むと、最も大きな原因は緊張感だと思いますが、インパクトで前向きにもなれず、思い切ってスイングができなくなってしまうことがあります。序盤でそうなってしまうと、そのまま不安を抱きながら試合を進めることもあります。動画等で確認したわけではありませんが、テイクバックで面が不安定になっていたりするわけではなく、体が硬くなっていることでスイングが遅くなり、トップスピンが減ってしまったり、といった部分だと思います。

対して、シャラポワ打ちの場合、体が緊張して回せない場合でも腕で引っ張り上げればおおよそ練習時と同じようなスイングができ、急角度な軌道上回転がかけやすいので、これ一辺倒で安定させてしまうこともあります。引き換えに相手へのプレッシャーは…。

コーチは一球目が重要だと、試合で使えない技術は意味がないと、以前書かれていたと思います。練習の時から試合で自信を持って一球目から打てるシャラポワ打ちをメインに使い、精度を高めていった方が良いのでしょうか。あるいは前向きスイングで打てるようにしていった方が…。

投稿者 左利きスピンサーバー 2012/01/15 17:43






私の答えです。

スマイル ちょっと話がずれてしまうようですが。

ナダルはあまり身体を回さない。

特にウォームアップや公開練習では
動いて打たないので余計そうなります。


ナダルは、プロの中ではあまり身体を回さないほうでしょう。
むしろ前向きで動きが終わってしまう。

そして、ナダル打ちが多い。

大抵のハードヒッターは
余裕があり、自分から打っていく場合
フォアハンドのインパクトでは上体が前向き
フィニッシュでは右肩が前に出ています。

ナダルは、ちょっと特殊な人です。


推測ですが
その理由として考えられるのは

ジュニアのころからしっかり横向きになり
いっぱい引いていたこと。
すごい、馬鹿でかスウィングだったのです。

プロになって、守備的なテニスが多かったこと。

ナダルの腕力がとてつもなくすごいこと。


プロになって初期のころは
粘って、勝っていたのですが
そのショットが年々勢いを増し
すさまじいショットで粘るようになったのです。

エースを取りながら粘っています。

相手がチャンスボールをくれるまで
トップスピンでフルスウィングを続けます。


この人のテニスこそ
ツアーレベルを前提とすると
日本人の体力ではまねが出来ないと思います。

もちろんアマチュアレベルで
町の大会や、市民大会レベルで上位進出するためには
われわれの体力でも大丈夫ですから
思い切って、ナダルショットを中心にしてもいいと思います。


しかし、もっとしっかり前向きになったほうが
いいショットが打てる可能性は高いと思います。

だから前向きが王道
あなたが錦織の次を狙っているようなら
特にジュニアであれば、そうすべきだと思います。

しかし、大人のアマチュアの場合
中途半端で、おっかなびっくりよりも
ロスがあっても
思い切って振り切れるテニスのほうが
試合では有利になるのではないでしょうか。

だから、最後は趣味の問題ですが
ナダル打ち、いや、シャラポワ打ちがメインも、ありでしょう。


ただ

試合で身体を回せないのは緊張感もあるでしょうが
それだけではありません。

今日は、もう1つのブログ、松原雄二のテニス技術解説で

「プロは動いて打つ」
 という題で

そのことについて触れています。

ぜひ、そちらもご覧ください。  叫び



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:25 | コメント(1) | トラックバック(0)