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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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史上最高の両手バックを打った

 史上最高の両手バックを打った
史上というのはもちろん自分の中でのこと
私は片手打ちのバックなのでもちろん両手はへぼ

 ジュニアの指導中のこと
彼女のグリップがとても厚いので
フォアハンドっぽく打ったほうがいいと前から考えていた

 たいていの男子プロの打ち方は
グリップが右手がコンチネンタル
左手がイースタンフォアでにぎっていることが多い
これはリーチが広く、高い打点にも対応しやすい打ち方だ

 これが男子のプロっぽいバックの構え
面がこちらを向いていることに注目(手首がしっかりしている)

男子プロ風バックのテイクバック


 近くにプロがいなかったのでジュニアのO君に頼んだ
でも実際、彼はこうゆう打ち方で、ラケットヘッドだけ少し下げてもらった

 この場合、引きつけて後ろの打点で打つため
腕の力や姿勢を保つため、体幹のパワーがあってこその打ち方となる
男子に多い打ち方だ
女子のバックは先がもう少し後ろに引いた形になることが多く、フォアに似ているのはそのためだ

 さて、史上最高のバック(女子用のフォア風バック)
マッツ ビランデル という選手を知っているだろうか
スウェーデンの選手でウェスタンの粘り強いフォアと
両手打ちのトップスピンで知られた選手
20年以上前だから、若い人は知らないかな
じゃあ、イワンレンドルって知ってる?

 レンドルのフォアとビランデルのバックに共通点がある
手首の形はインパクト時と同じにしたまま
肘からテイクバック
フォワードスウィングは肘から振り出して
遅れて出て行くラケットヘッドを加速する
まるでツバメ返しのようなショットです

 フォアのテイクバックはこうゆう形

肘から引くフォア


 インパクトはこうなる(上の写真と手首の形は共通)

フォアインパクト


 じゃあこれのバックハンド版 
肘から引いたテイクバック

バックテイクバック

インパクト(手首の形が同じことに注目)

バックインパクト

 ジュニアのIさんに見本を見せるべく
これで一発打ってみた
バキューンと火を噴くようなショットが向こうのコートに突き刺さった

 これは私のテニス史上、最速の両手バックハンドとなった

 もちろん彼女のバックもスピードアップしましたよ




技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 17:31 | コメント(0) | トラックバック(0)